シニア先生と小学生棋士
更新日:2019年8月28日
「ゆうゆうびと講座」をご存じですか?
「ゆうゆうびとバンク」に要録している学習ボランティアさんが、学びや知識を生かして、自分で企画・運営する講座で、数多くの教室が開催されています。
では、講座の様子をのぞいてみましょう。
初心者歓迎の囲碁教室へ
この講座が開催されたのは、志那中町の常盤まちづくりセンター。
講師は山中良一さん(85歳)。
会場には、囲碁仲間のシニア6名と夏休み中の小学4年生1人、1年生10人が集まりました。
小学生たちは、みんな、碁石を見るのも初めて。
もちろんルールも知りません。
なかには、「はさんだら色が変わるの?」とオセロゲームと間違える児童も。
碁石
ルールを知りましょう
最初に囲碁のルールを簡単に説明。
わかりやすい言葉で、1年生が読める範囲の漢字で、ホワイトボードに書き込みます。
- 囲めばとれる
- 打てない場所がある
- 相手がとった後、すぐにその場所はとり返さない
- 地(じ)=目(もく)の数が多いほうの勝ち
他にも、先手の黒のほうが有利なのでコミと呼ばれるハンデをつけるなど、基本的な決まり事や流れを教えてもらいました。
講師の山中良一さん
いざ、実践!
本格的な碁盤より小さな紙の盤で、初めての囲碁スタート!
みんな、のみこみが早く、すぐに勝負ができました。
小学生同士、そして大先輩のシニア棋士との対戦。
小さな指で碁石をつまみ、囲碁に挑戦する子どもたちと、
優しく見守りながら指導するシニアたち。
世代を超えた交流の機会となりました。
講師の山中さんにお聞きしました
囲碁を始めたのは何歳ですか?
中学の1年生か2年生くらいです。
そのきっかけは?
ご近所の人に教えてもらって、初めて打ちました。
でもそのあとはあまり打ってなかったです。
大学生くらいから仲間で集まって打っていました。
会社でも囲碁や将棋の大会があって、よく参加していました。
囲碁の魅力は?
おもしろいですね。
もちろん勝てばうれしいですし、負ければその手を考えて楽しめます。
ゆうゆうびとに登録したのはなぜですか
囲碁をずっと続けていて、ねんりんピックでメダルももらいましたし、県の大会にも出ました。
自分の大好きな囲碁、伝統文化ともいえる囲碁を、子どもたちの世代にもぜひ継いでもらいたい。
たくさんの人に囲碁を楽しんでもらいたいと思い登録しました。
今後の抱負を教えてください
仲間を増やし、みんなで楽しく打てれば良いと思っています。
ゆうゆうびと講座
ゆうゆうびと講座について、詳しくは草津市生涯学習課までお問い合わせください。
電話:077-566-3219
ファクス:077-561-2488
E-Mail shogaku@city.kusatsu.lg.jp
