新型コロナウイルス感染症に関する差別・偏見・誹謗中傷の防止について
更新日:2021年4月25日
新型コロナウイルスがもたらしたもの
新型コロナウイルスの感染が広がる中、病気の被害者である感染者やその家族、また医療関係者やその家族への偏見・差別が深刻になっています。
- 感染者のいる家に石が投げ込まれたり、壁に落書きされたりする被害があった。
- 医師らが感染した病院では、その病院で働く職員や家族がタクシーに乗車拒否されたり、子どもの保育を拒否されたりした。
- 感染症が完治したのちも、もとの勤務先へ復帰できないでいる。
など、数多くの人権侵害が起きています。
現在の状況は・・・
日々、感染者が増え続けていることが報じられる中で、もはや新型コロナウイルスは、誰にでも感染する可能性があり、感染者が非難されるべきではありません。
また、医療の現場で感染リスクを抱えながら感染者の治療にあたっておられる方々、必死に感染者を支えておられる家族の方々、あるいは社会経済活動を維持するうえで不可欠な仕事に従事されている方々に対しての差別的な言動も問題になっています。当然のことながら、これらの方々がおられなければ、感染者の回復も、私たちの生活も立ち行かなくなります。
冷静な判断と行動を
感染が悪いことだという考えが広まれば、差別や偏見を恐れて医療機関への受診をためらい、症状の重篤化やさらなる感染拡大につながる可能性があります。私たちは、病気にかかった人たちとその周りにいる人たちを傷つけ、排除しすることの危険性に気付く必要があるのではないでしょうか。
私たちが向き合う相手はウイルスです。そのことを今一度再認識して、一人ひとりが冷静な行動と、できる限りの予防を心掛けたいものです。
新型コロナウイルス感染症に関連する情報については、以下のページなどで確認いただけます。
<厚生労働省>新型コロナウイルス感染症について(外部リンク)
<滋賀県>新型コロナウイルス感染症に関連した人権侵害の防止について(外部リンク)
新型コロナウイルスワクチンの接種に関して
感染の収束に向けた効果が期待される新型コロナウイルスワクチン(以下、「ワクチン」)ですが、アレルギーなどの体質や持病によって接種できない方もおられます。
接種は強制ではなく、各自でコロナウイルス感染症の予防効果とワクチンの副反応のリスクを理解していただき、受けていただくものです。
接種の有無を公表させたり、接種の有無による差別やいじめ、学校や職場における不公平や不利益な扱い、また接種を強要することなどがないよう、国や県、本市の情報に基づいた適切な行動をお願いいたします。
<滋賀県>新型コロナウイルスワクチン接種についてのお知らせ(外部リンク)
お問い合わせ
総合政策部 人権センター 啓発・教育係
〒525-0032 滋賀県草津市大路二丁目1番35号(キラリエ草津3階)
電話番号:077-563-1177
ファクス:077-563-7070
