たばこと健康
更新日:2023年5月29日
たばこと健康
たばこの煙には約4000種類の化学物質、約200種類の有害物質、60種類以上の発がん物質が含まれています。喫煙する人が吸っている煙だけでなく、たばこから立ち昇る煙、また喫煙者が吐き出す煙にも、ニコチンやタールはもちろん、多くの有害物質が含まれています。
たばこは20歳から!
2018年6月に、民法の一部を改正する法律が成立し、2022年4月1日に施行されました。これにより、民法の定める成年年齢が18歳に引き下げられました。健康面への影響や非行防止、青少年保護などの観点から、喫煙に関する年齢制限については引き続き20歳以上とされており、喫煙開始年齢が早いほど健康被害が大きいとされています。
受動喫煙とは
健康増進法に「室内またはこれに準ずる環境において、他人のたばこの煙を吸わされること」と定義されています。
副流煙(たばこの先から出る煙)には、主流煙(喫煙者がフィルターを通して吸う煙)の何倍もの有害物質が含まれています。ニコチンは2.8倍、タールは3.4倍、一酸化炭素は4.7倍になります。喫煙者本人が吸っている煙よりも、周囲の人が吸わされている煙の方が有害なのです。
望まない受動喫煙の防止のために
2018年7月、健康増進法の一部を改正する法律が成立しました。これにより、多くの人が利用するすべての施設において、喫煙のためには各種喫煙室の設置が必要となります。望まない受動喫煙の防止を図るため、特に健康影響が大きい子どもや患者等に配慮し、多くの人が利用する施設の区分に応じ、下記のような喫煙に対する対応等について定められました。
施設の区分 | 主な施設 | 対応 | 施行日 |
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【第一種施設】 |
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原則敷地内禁煙 屋外に喫煙場所を設置することができる |
2019年7月1日施行 |
【第二種施設】 |
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原則屋内禁煙 喫煙専用室を設置することができる |
2020年4月1日施行 |
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喫煙可能な場所である旨を掲示することにより、店内で喫煙可能(経過措置) | ||
【喫煙目的施設】 |
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施設内で喫煙可能 | |
屋外、家庭等 | 喫煙を行う場合は周囲の状況に配慮 | 2019年1月24日施行 |
全ての施設で、喫煙可能部分には、(1)喫煙可能な場所である旨の掲示を義務付け(2)客・従業員共に20歳未満は立ち入ることができません
2019年7月1日から本庁舎敷地内全面禁煙です
草津市では、生涯にわたって一人ひとりが自らの健康を大切にし、心も体も健やかで幸せに過ごせるよう、2016年に健幸都市宣言を行っており、本市の行政機能の拠点である本庁舎において、健康増進法を遵守し、率先垂範するとともに健幸都市づくりの推進を図るため、2019年7月1日から本庁舎敷地内(さわやか保健センター、アミカホールを含む)を全面禁煙とします。
皆様の、御理解と御協力をお願いいたします。
加熱式たばこについて
加熱式たばことは、たばこ葉を燃焼させず電気的に加熱し、発生する蒸気(エアロゾル)を吸入する製品のことです。令和元年「国民健康・栄養調査」の結果によると、現在習慣的に喫煙している者が使用しているたばこ製品の種類は、加熱式たばこの割合が男性 27.2%、女性 25.2%でした。年齢階級別にみると、20代~40代の割合が高く、比較的若い世代で多く普及していることがわかりました。加熱式たばこの煙には、ニコチンをはじめとする有害化学物質が含まれており、喫煙者と受動喫煙者の健康への悪影響は否定できません。
知っていますか?-COPD-
COPD(慢性閉塞性肺疾患)は、たばこの煙などの有害物質が原因で肺が炎症を起こし、呼吸がしにくくなる病気です。原因のトップはたばこの煙であり、長期間にわたる喫煙習慣が主な原因であることから、「肺の生活習慣病」と言われています。肺の機能は加齢とともに低下していくものですが、たばこを吸わない人に比べ、喫煙者は低下の速度が急速に早まります。
COPDを予防するには、たばこを吸わないことが何よりも重要です。
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