人生の最期まで、自分らしく生きる　草津市未来ノート

人生の最期を考えることは、元気なうちは、あまり意識することがないかもしれません。
また、つらいと感じる人もいるでしょう。
しかし、人は誰でも命にかかわる大きな病気やけがをする可能性が、いつでもあります。
命の危険がせまった状態になると、約7割の人が医療やケアなどを自分で決めたり、望みを人に伝えたりすることができなくなると言われています。

自分が希望する治療や療養生活、そしてどのような最期を迎えたいかという大切な思いをまとめておくために、市では草津市多職種連携推進会議のメンバーや、草津栗東医師会の協力のもと、エンディングノートとして「草津市未来ノート」を作成しました。
人生の最期も含め、そこに向かうまでの自分の人生をどう生きていたいかを考えるためのものとして、「未来ノート」と名付けています。

意思表示をすることが難しくなったときに、このノートがあなたの思いを伝えてくれるだけでなく、大切な家族や友人の気持ちの支えになってくれます。
まずは、自分がどう考えているか、みんなはどう思うかを話し合うきっかけとして、未来ノートを活用いただければと思います。

※この取り組みは、個人の主体的な行いによって考え、進めるものです。知りたくない、考えたくない人への十分な配慮も必要です。

ノートを書くときは、ご家族や大切な人、支援者の方と話し合いながら記入しましょう。

いざという時に、ご自身とご家族や大切な人との意見が異なることがないよう、
1人で決めずに家族や親しい方とも相談しながら記入しましょう。

気持ちに変化があった時にはいつでも、何度でも書き直しましょう。

時間がたつと気持ちが変わることもあります。その都度、気持ちの変化をノートに記入してください。

ノートの保管場所は、ご家族や大切な人に伝えておいてください。

あなたの大切な思いが書かれたノートです。必要なときに見てもらわなければ、あなたの思いは届きません。
ご家族や大切な人とノートの保管場所について共有しておいてください。

ノートは書きやすいところから記入してください。

最初から全て書き上げる必要はありません。書きやすいところから書き始めてみましょう。

未来ノートの使い方のポイントを、動画で紹介しています。
ぜひ、未来ノートをお手元にご用意してご覧ください。

市長寿いきがい課の窓口や、下記からのダウンロードにより入手できます。
また出前講座も行っています。詳しくはお問い合わせください。