教頭研修会

　令和7年度の初めての教頭研修会において訓示を行いました。
　まずは教頭先生方に対して日頃の激務に対しての感謝の言葉を述べさせていただきました。
　そしてかねてから要望していた「副校長・教頭マネジメント支援員」の配置について、県教委から各市町に対して要望をあげるよう通知が来たことをお知らせしました。近年、教頭をはじめ管理職をめざす人材の確保が課題になっており、教頭先生の業務負担を軽減する支援員の配置が必要であると要望してきました。今回、支援員の配置によって教頭先生の業務がどのように負担軽減されたのかを検証し、支援員の増員を図って行きたいと考えております。
　また、今年からスタートしました第4期の草津市教育振興基本計画の推進についても説明し、こども達に付けたい力として「主体的に社会の形成に参画する資質・能力の育成」であることの理解を求めました。その中で特に重要なのが「こども達の主体性」です。
　教師や保護者が常に先回りしてこども達にあれこれ手を掛け過ぎて、結果としてサービスに慣れたこども達はうまく行かないことがあれば、人のせいや環境のせいにする。要するに他力本願で自己決定ができなくなる。
　こども達が主体的に学ぶ場が学校であり、教えられたことを覚える場所でなく学校が失敗してもいい場所だということ。そして失敗を恐れず「自分がやったのか」または「やらされたのか」の違いは大きいと思います。
　このようなことを念頭に置き学校も変わらないといけないとメッセージを送りました。これからの各校での教育活動の変化を大いに期待いたします。