多重債務の相談状況(2013年3月1日号)
更新日:2015年4月10日
多重債務の相談状況
事例
20年前に夫の会社が倒産し、失業した。再就職するまで、金融業者から繰り返し生活費などを借入した結果、合計7 社から500万円の借金になってしまった。現在、夫の給料25万円はすべて返済に充てているため、クレジットカードのショッピング枠4万円と妻のパート収入6万円で生活している。業者からの取引履歴の借入元本は全く減らず、いつまで返済しなければならないか不安である。
主な原因と対処法
事例のように、長年借金返済してきたにもかかわらず、返済が終わらない原因の1つに、貸金業法改正前の高金利があげられます。借金・多重債務の問題解決のポイントは、「早めの相談」です。そして「債務整理」の道筋や「生活再建」のアドバイスを専門家から受けることです。
相談の状況
多重債務に関する相談件数は、平成22年6月から改正貸金業法が完全施行されたことにより、20年度の166件をピークに減少傾向です。また、相談内容は、過払金の相談が少なくなり、失業や、収入の減少で、返済が困難になったなど、「仕事」や「住まい」にまで影響のある相談内容が増えています。
消費生活センターでは、無料で多重債務相談を受けています。また、必要に応じて適切な専門家につなげます。秘密は厳守しますので、安心して相談してください。
債務整理に関する問合せ先
- 滋賀弁護士会 (電話:077-522-3238)
- 滋賀県司法書士会 (電話:077-525-1093)
- 法テラス滋賀 (電話:050-3383-5454)
お問い合わせ
まちづくり協働部 生活安心課 消費生活センター
〒525-8588 滋賀県草津市草津三丁目13番30号
電話番号:077-561-2353
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