教育委員紹介
更新日:2025年11月25日
森 登世美 (もり とよみ)
任期
令和4年12月25日から令和8年12月24日まで
プロフィール
元市立中学校長、元市立幼稚園長
教育委員就任の抱負
この度、草津市教育委員会の教育委員に任命されました森 登世美と申します。どうぞよろしくお願い申し上げます。
私は38年間の中学校での教職の後、4年間幼稚園の園長として就学前教育に携わらせていただきました。42年間の教職生活の中、最後の16年間を草津市で勤務させていただき、素晴らしいこどもたちとの出会い、たくさんの先輩、同僚の先生方との出会いがあり、多くの感動をもらいました。退職してもうすぐ一年が経とうとしています。今回、こういう形で、また教育に関わらせていただける機会を頂き、感謝しています。
中学校教育に携わっていたとき、こどもたちが巣立って人生を豊かに生き抜くためにどんな力が必要なのかということを考えました。さまざまな場面に出会いながら夢や目標を実現するためには、困難なことに対して簡単にあきらめない心、「粘り強さ・やりぬく力」が必要です。それを自分の中のテーマの一つとしてこどもたちに伝えていきました。今や「粘り強さ・やりぬく力」は、生きていく上で大切な非認知能力の一つといわれ、人格形成の基礎を培う幼児期から育まれることがわかっています。
思春期で揺れ動く中学生と、就学前の園児(4歳5歳)は全く異なるようで、よく似ています。中学生が困難なことに戸惑いながらも挑戦して前進していくように、園児もうまくいかなかったらどうしようと思う気持ちを持ちながらも、今日はがんばろうと小さな胸に大きな勇気を抱いて登園してきます。教師として「こどもたちの小さな成功体験を大切に積み重ね、寄り添い励まし、そっとこどもの自信に繋げていく」という教育の本質は、中学生に対しても園児に対しても同じだと感じました。就学前教育と学校教育とは一本の道でつながっています。
これからの予測困難な未来を生き抜いていくこどもたちには、自分で考えて行動する力、困難なことに対して周囲と協働して問題を解決していく力が必要になると言われています。草津市のこどもたち一人ひとりが自分らしく生き生きと輝けるように、こどもの生きる力を育む教育を支援したいと考えます。
小辻 寿規(こつじ ひさのり)
任期
令和6年10月13日から令和10年10月12日
プロフィール
立命館大学 共通教育推進機構 准教授
教育委員就任の抱負
この度、草津市の教育委員に就任させていただきました小辻 寿規です。教育委員として2期目の機会をいただくことになりました。1期目におきましては、多くの皆様のご協力とご支援により業務を遂行できましたこと、心より感謝申し上げます。
1期目を振り返らせていただきますと、小中学校の教育においてICTの活用が目覚ましく進み、New草津型アクティブ・ラーニングは「主体的・対話的で深い学び」として全国に先駆けて推進されてきました。また、スクールソーシャルワーカーやスクールカウンセラーの人員拡充、やまびこ上笠教室の開室、フリースクール利用児童生徒支援補助金の制度化など、不登校支援の充実にも携わらせていただくことができました。
その間にAI時代はより発展し、生成AIによる技術革新は止まるところを知りません。このような時代において、児童・生徒たちは自ら成長し、社会と向き合い、自分自身で何を学ぶべきかを考えることが重要です。教育はそのような成長を支える役割を果たさなければなりません。
最近、保護者の方から「こどもが社会との関わりを考えるようになり、能動的に教科の学習をするようになった」とのお話を伺いました。学びの形が変わってきたと感じさせていたく機会となりました。社会が変化していく中で、教育には柔軟性と多様性がますます求められています。
これまでの教室中心の教育から、児童・生徒が自分の興味や才能を伸ばせるカリキュラムや学びの機会を提供する教育へと変わっていくと考えられます。自分の興味や才能を伸ばす学びの機会はこどもたちだけでなく、社会全体に提供されるべきであり、生涯教育の推進にも寄与したいと考えています。
2期目では、教育の質をさらに高め、こどもたちがより良い環境で成長できるよう努めてまいります。私自身の研究者としての専門分野である孤独・孤立問題や地方創生における知識を活かし、新たな取組や改革を進め、地域の皆様との連携を一層強化していく所存です。これまでの経験を活かし、児童・生徒一人ひとりが自らの目標に向かって学べる自分らしく学べる環境を整えることに注力します。
社会変化に対しても対応できる「生きる力」をはぐくむことを第一にし、その上で生成AIの進展に伴うテクノロジーの活用を一層推進し、教育の現場での実践例を草津市、滋賀県、日本全体に積極的に共有していきたいと考えています。
まだまだ若輩者ではありますが、御指導御鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。皆様と共に、草津市の教育の未来を築かせていただけますと幸いです。
我孫子 智美(あびこ ともみ)

任期
令和7年10月12日から令和11年10月11日
プロフィール
元陸上・棒高跳び選手
現会社員
教育委員就任の抱負
この度、草津市教育委員として二期目を拝命いたしました我孫子です。一期目の任期を通じて、学校や地域の皆さんと関わる中で、教育の持つ力とその大切さを改めて実感しました。こどもたちのまっすぐなまなざし、先生方や地域の方々の熱意に触れ、「草津市全体で教育を育てていこう」という温かく力強い想いを感じています。
草津市では、ICTを活用したハイブリッド型教育や「ESDくさつ」など、未来を見据えた挑戦的な取り組みが進められてきました。引き続き、私もその一端を担えることに誇りと責任を感じています。これからの時代に必要なのは、知識だけでなく「自分らしく生きる力」を育てる教育です。多様な価値観の中で、自分の考えを持ち、判断し、行動できる「主体性」がますます求められています。
そのためには、こどもたちが安心して自分を表現できる「心理的安全性」の高い環境が欠かせません。失敗を恐れずに挑戦できること、違う意見にも耳を傾けられること、自分の存在が認められていると感じられること、そうした空気が、こどもたちの自己肯定感と自己効力感を育み、こどもたちの可能性を広げる前向きな一歩につながります。
「こどもまんなか社会」の理念のもと、家庭・学校・地域・行政が手を取り合い、こどもたちの安心できる環境と多様な体験の機会を整えていくことが、未来を切り拓く力につながると信じています。二期目も、こどもたちが自分らしく歩んでいける教育を、微力ながら誠実に支えてまいります。よろしくお願い申し上げます。
駒村 晃子(こまむら あきこ)

任期
令和7年10月17日から令和9年12月24日
プロフィール
会社員、保護者
教育委員就任の抱負
この度、草津市教育委員に就任いたしました、駒村 晃子でございます。愛着深い草津の地で、教育行政の一端を担わせていただくこととなり、改めてその職責の重みに身の引き締まる思いでおります。
私は草津市で生まれ育ち、草津第二小学校、草津中学校で学びました。私の娘と息子も、私と同じ学び舎で育ちました。今回、保護者枠という形で教育委員の任を拝しましたことから、一市民、そして一人の親としての実感を大切にした活動こそが、私を育ててくれたこの草津市への恩返しになると考えております。
大学卒業以来20数年、一貫して教育サービス業に携わってまいりました。現在は保育部門の運営責任者として、乳幼児から始まる学びの環境づくりに日々向き合っております。私教育と公教育という違いこそあれ、こどもたちの未来を支える教育業界全体が、今、大きな転換期、すなわち過渡期を迎えていることを肌で感じています。従来の一方的な教えから脱却し、こどもたちが能動的に探求し、多様な仲間と共に学びを深める協働的な学びが主流となりつつあります。
学びの場も、学校にとどまらず、地域、オンライン、そしてリカレント教育といった多種多様な形へと広がっています。しかしその半面、地域社会の中で自然と育まれてきた、人との繋がりや豊かな体験といった「失われつつある学びの場」にも目を向ける必要性を痛感しています。
先行き不透明で予測困難な現代社会(VUCAの時代)を生きる次世代のこどもたちが、変化を恐れず、自らの未来を切り拓く「未来の主人公」となるために、私たち大人は豊富な知識と深い愛情を持って、こどもたちの尽きることのない好奇心と探求心を育み続けなければなりません。それは学校、家庭、そして地域が一丸となって推進するべきことであり、教育に携わる私の使命だと深く認識しています。
微力ではございますが、これまでの経験と保護者としての視点を最大限に活かし、草津市の未来、こどもたちの未来のために、教育委員の職責を全力で果たす所存です。市民の皆様、ならびに関係各位の温かいご指導と、ご協力、ご支援を心よりお願い申し上げます。
お問い合わせ
教育委員会事務局 教育総務課 総務係
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