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こんにちは市長です(令和2年12月17日開催分)

更新日:2021年1月27日

 市長が、まちづくり活動をしているグループや個人などと対話する「こんにちは市長です」の概要を、広報課でまとめたものです。

日時

令和2年12月17日(木曜) 午前11時から午前11時30分まで

場所

草津市役所

相手方

後藤 文男さん(西大路町在住)

主な対話内容(内容は、広報課で編集しています)

橋川市長(以下、「市長」)

 草津市は歴史や文化財がたくさんあり、それらの保存も大切ですが、保存と併せて活用し、ものによっては観光にも生かしていきたいと考えています。まずは市民の皆様に知っていただくことで、ふるさとに対する愛着や誇りにもつながります。そういったところを進めていこうとする中でのご提案、ありがとうございます。本日はよろしくお願いします。

後藤さん

 草津に住んで40年になります。定年退職して20年経ちますが、毎日、旧草津川に散歩に出かけています。昔は琵琶湖まで5キロ、今は浜街道ぐらいまで2時間ほど歩いています。なにかいいことができないかと毎日ゴミ拾いをしています。昔はビニール袋いっぱいあったゴミも最近は減りましたが、それでも全くゴミのない日はありません。いつかそういう日がくればと願っています。
 本題ですが、たくさん文化財があると思いますが、管理の予算はどれぐらいですか。

市長

 市内には全部で94の文化財がございます。その中で寺社仏閣などの建物が14件、絵画は14件、仏像などの彫刻が24件あり、長年、大切に守られてきています。予算につきましては、文化財の維持管理は所有者や管理者になりますので、そこに県や市から補助金を出しています。令和元年度の市からの補助金は全体で約180万円です。建造物は県からの補助がございますが、民俗文化財などは県からの補助がないので市単独で補助をさせていただいています。
 他には、国の史跡指定の3つにつきましては、市が管理団体等になっていますので、本陣2,000万円、芦浦観音寺600万円、野路小野山製鉄遺跡170万円を市から出させていただいています。あとは、修復等にかかる毎年の管理費についても、市や国からの補助がございます。また、それぞれ未整備の部分の整備や、経年による修復の計画を立てているところです。
 今後は、本陣は一般公開していますが、芦浦観音寺は春秋だけなので、ずっと公開できるようにもっていきたいのと、たくさんの文化財を持っておられるので、それらを展示できるような資料館ができないかなと検討しているところです。野路小野山製鉄遺跡は、遺構は埋められているので現在、見られるところはありませんが、土器など展示するスペースが設けられないかなどを検討しているところです。

後藤さん

 基本的には所有者が管理しているということですね。これだけの文化財を管理するのは大変ですね。せっかくなので、みんなに知ってもらって見てもらえるようになればいいですね。
 散歩していて気になるところがあります。草津川堤防断面の保存箇所についてです。どこが管理しているのかと、道路課や教育委員会に尋ねてもはっきりと回答がもらえない。せっかく草津川の堤防で歴史を学ぼうとするところがあるのに、ゴミ捨て場のようになっているのが寂しいなと思いながら散歩しています。看板が上がっているのでみんなが見ていく。どこが予算をみているのかなと思っています。

市長

 天井川につきましては、先人が洪水を防ぐために堤防をかさ上げされてきたのが、今のような形になっています。命と暮らしを守る先人の遺構といいますか、そういう文化的価値のあるものですので、堤防の断面がわかるような場所を作ろうと、これができました。平成21年、下に道路ができたときに道路課がつくりました。看板もあり、見ていただけるようにしたのですが、現状はご覧いただいたような状態です。作った道路課と、後の管理の教育委員会で引き継ぎがうまくできておらず、申し訳ございませんでした。文化財ではございませんが、文化的価値があるということなので、教育委員会のほうで管理をしないといけないと言っております。
 当初、崩れないように保護処理はしているのですが。外にあるので完璧に維持するのは難しいところではございますが、きちんと見られる状態にするようにしますので、少しお時間をください。

後藤さん

 道路課も草刈りはしているが、道から1メートルまでが管轄と思っている。場所によっては、下まで刈っているところもあり、中途半端だなと。

市長

 あと草津川跡地整備課も関わってきますのでね、公園のところなど、整備する中でできているところとそうでないところがあると思います。全体を整備する中で、しっかりと連携をとらないといけません。断面保存箇所については、当面は教育委員会が管理するようにします。 

後藤さん

 年に2回ぐらいは見てもらって、きれいにしていただきたい。みんな堤防を歩いて楽しんでおられるのに、さみしいなと思います。作るときには運用まで考えられたはずなのに。10年経っても引き継ぎできていないのに、すぐ引き継げるのでしょうか。

市長

 出来上がった時に引き継いでおけばよかったですね。当時は先人の命と暮らしを守るようなご苦労をされてきたことが目に見える形で残さないといけないということで残しましたが、維持管理が不十分でしたね。文化財指定はありませんが、歴史文化の大事な遺構です。
 基本的には文化財指定になっているものを教育委員会は管理していますが、そこまでいってなくても歴史のことが検証できるような部分については関わっています。

後藤さん

 いいまちづくりをお願いしたい。人口も増えてすばらしいまちだと思っています。より良いまちになりますように。あと、文化財をめぐるスタンプラリーのご提案、難しいかもしれませんが、何かやらないとみんなに見てもらえないと思います。

市長

 今年はコロナできませんでしたが、令和元年には日本遺産のサンヤレ踊りをめぐるスタンプラリーをやりましたし、他にも、観光ボランティアガイド協会の方々の発案で、街道を中心に七福神巡りもされました。来年、コロナがおさまればまた開催されると思いますので、ご参加いただければと思います。

後藤さん

 はい、楽しみにしています。本日は貴重なお時間をいただきありがとうございました。

市長

 こちらこそ、ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。

お問い合わせ

総合政策部 広報課 広報係
〒525-8588 滋賀県草津市草津三丁目13番30号
電話番号:077-561-2327
ファクス:077-561-2483

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