草津のサンヤレ踊り
更新日:2024年5月3日
2024年5月3日
8時30分~ 長束、下笠、志那、吉田、志那中、片岡で開催されたサンヤレ踊りにお伺いしました。
草津のサンヤレ踊りは、草津市内7つの地域に伝わる民俗芸能で、今年は、矢倉以外の6つの地域で開催されました。
この踊りは、中世後期に都で流行した疫神祓いの風流囃子物(ふりゅうはやしもの)の姿を今に伝えるものと言われ、災害除けや死者の供養、豊作祈願、雨乞いなど、安寧な暮らしを願う人々の祈りが込められており、草津においては、五穀豊穣・疫病退散の願いが込められていると伝わっています。
地域によって衣装や踊り方・踊りのリズムなどが異なりますが、全ての地域に共通して、囃子詞の中に「幸あれ」という言葉が転じたとされる「サンヤレ」という詞が頻出する点から「サンヤレ踊り」と呼ばれています。
歴史性や地域性などが評価され、「近江湖南のサンヤレ踊り」は、2022年11月にユネスコ無形文化遺産に登録されました。
地域により特徴のある伝統的な衣装を身につけ、笛の音色や太鼓打ちに合わせた踊りにはキレや迫力があり、大変素晴らしいものでした。
長束サンヤレ踊り
下笠サンヤレ踊り
志那サンヤレ踊り
志那中サンヤレ踊り
吉田サンヤレ踊り
片岡サンヤレ踊り