10月21日 琵琶湖の水を水道水へ(ロクハ浄水場 寺村匡弘)
更新日:2014年1月29日
平成25年度採用のフレッシュな若手職員がリレー形式で書き手を繋ぎながら、それぞれの視点で、業務をとおして感じたことや草津市の魅力やホットな情報を、職員の言葉で直接お届けします。
琵琶湖の水を水道水へ
みなさん、はじめまして。今回の「若手職員の情熱ブログ」を担当させていただくロクハ浄水場の寺村です。よろしくお願いします。
私は滋賀生まれ・滋賀育ちで就職を機に米原から草津に引っ越してきました。草津市は駅周辺にビルや商業施設が多くあり発展している一方で、駅から離れると田園風景や自然が広がっており、都市と自然のバランスがとれた住みやすいまちだと感じています。
仕事風景
では、私が携わっている仕事の内容を紹介させていただきます。私は電気職として採用され、ロクハ浄水場に所属しています。浄水場では、琵琶湖の水を水道水として利用できるように365日24時間止めることなく浄水処理をしています。浄水処理と電気は関係がないように思われるかもしれませんが、水を送るポンプの動力や浄水処理過程を監視する測定機器に電気が必要となります。
また、浄水場以外にも、琵琶湖の水を浄水場まで送るためのポンプ場や、浄水処理をした水道水をみなさんの家庭に送る前に貯めておく配水池という貯水槽が市内に複数あります。これらの水道施設にも電気設備が設置されています。このような水道に関わる電気設備の維持管理が浄水場での電気担当の主な業務になります。
中央監視室
仕事に携わりまず驚いたことは、ロクハ浄水場にある測定機器や制御機器などは細かなものを合わせれば300以上の機器があるということです。配属された当初は「こんなにたくさんの機器があるなんて、覚えるだけでも大変…」と正直思いました。左の写真は「中央監視室」という部屋で、ここで浄水処理の過程や遠方にあるポンプ場、配水池の状況が確認できます。また、この部屋には琵琶湖の水の取水から浄水処理、水道水の配水までの操作ができる機器があり、受電設備や電圧の変換器など電気に関わる設備も数多くあります。
もうひとつ驚いたことがあります。それは、一見地味な施設に感じる浄水場の見学に来た小学生が、浄水処理にとても興味を持ってくれることです。濁っていた琵琶湖の水が透明できれいな水になったところを見て「わぁー」と驚いたり、「すごいきれい」と言って喜んでくれたりします。そんな子どもたちの姿を見ると仕事の励みになり、頑張ろうと思います。
見学に来てくれた子どもたちはもちろん、草津市民の皆様に安心して水道水を使用していただくために、これからも一生懸命頑張っていきたいと思います。
