蜜蝋(みつろう)ラップ作りと草木染を楽しむ教室
更新日:2021年8月31日
長寿の郷ロクハ荘では、「蓄音機触れ合いコンサート」や「ロクハ中庭探検隊 風鈴まつり」など、大人も子どもも楽しめるイベントを開催しています。
今回は、夏休みに開催された、楽しみながら環境問題について学ぶ「蜜蝋ラップ作りと草木染を楽しむ教室」をご紹介します。
環境にやさしい
蜜蝋ラップとは、布(コットン)に、蜜蝋と呼ばれる蜜蜂(みつばち)の巣から採れる「ろう」や植物性オイル、天然樹脂を染み込ませて作るラップのことです。蜜蝋ラップは、抗菌・保湿効果があり、食品の鮮度を保ちながら、安心して包むことができます。また、100%天然素材であるため、生物分解されて土に還ることができ、地球に優しいエコラップとして見直されています。今回は、布をロクハ荘で育てたマリーゴールドで染めているため、着色も含めてすべて天然素材を使用し、蜜蝋ラップを作りました。
体験
まず、仕上がりの模様を想像しながら白い布を輪ゴムで縛り、マリーゴールドを煮詰めた液に入れ、黄色の布を作ります。染め上がった布を広げてみると、輪ゴムを縛ったところは白の模様のまま、その他の部分はきれいな黄色に染まり、参加者からは歓声が上がりました。次にその草木染した布に蜜蝋からできたビーズを置いて、アイロンで溶かします。そして熱が冷めるのを待ち、固まったら完成です。自分たちで模様や色をつけ、蜜蝋を溶かして完成させた蜜蝋ラップは世界にひとつだけで、子どもたちも喜んでいました。体験後は、プラスチックごみはどうしたら減らせるか、一人一人ができることは何かをみんなで考え、楽しみながらも学びの時間になりました。
他にも、長寿の郷ロクハ荘では、さまざまなイベントを開催しています。
イベントにつきましては、広報くさつや下記連絡先からご確認ください。
長寿の郷ロクハ荘(電話:077-563-5021、ファクス:077-567-4269)
(この記事は広報課が取材しました)