江戸時代ってなに?
「浮世絵」にえがかれた江戸時代の草津
慶長8年(1603)に徳川家康が江戸(今の東京)に幕府(政治を行う機関)をひらいてから、明治時代を迎えるまでの約260年間を「江戸時代」といいます。
電気やガス、車などの機械はまだ使われておらず、ちょんまげを結って、刀を持ったお侍さんがいた時代です。
街道ってなに?
徳川家康は、全国を治めるために、江戸と各地方を結ぶ道路をととのえました。中でも特に大事な道を「五街道」と呼んでいました。
「五街道」
- 東海道…江戸と京都を結ぶ
- 中山道…東海道には危ないところが多かったので、代わりの道としてつくられた
- 日光道中…徳川家康を神様として祀る日光東照宮と江戸を結ぶ
- 甲州道中…江戸へ敵が攻めてきた時、将軍が甲州(今の山梨県など)へ逃げるための避難経路
- 奥州道中…東北地方に続く道
「五街道」のうち、東海道と中山道はどちらも江戸と京都を結んでいますが、この2つの道が合流するのは草津だけでした。
宿場町ってなに?
「浮世絵」にえがかれた江戸時代の宿場・大津のようす
本陣や旅籠(旅館のこと)などが集まっているまちのことで、街道に沿ってととのえられました。また、幕府の荷物や手紙を、次の宿場へと順番にリレーして運ぶための人や馬も常に準備されていました。
東海道と中山道が出会うまちだった草津は、江戸と京都・大坂(大阪)の間を行き来する人や荷物が集まっていたため、とてもにぎわっていたのです。
本陣ってなに?
「本陣」は、江戸時代に、お殿様や幕府の役人、公家(貴族)、姫君など、特別な人たちが宿泊したり、休憩をとった施設です。
草津宿本陣は、寛永12年(1635)から本陣としての役割を果たしていました。建物は、今まで残っている本陣の中では日本最大級の大きさです。
草津の歴史について、もっと知りたくなった人は…
草津宿街道交流館・史跡草津宿本陣では、子ども向けのイベント「草津宿みちくさラボ」や、ポイントカードを用意してみなさんの来館をお待ちしています。
小・中学生は、毎週土曜日・毎年5月5日は、無料で見学できます。