平成30年　年始訓示

＊この文章は、市長から職員に向けたメッセージです。

皆さん、新年明けましておめでとうございます。
輝かしい新春を迎えられたこととお喜び申し上げます。
今年も、13万3千人の市民の皆様が、草津市に愛着を感じ、住みよさを実感していただけるよう、職員それぞれの持てる力を存分に発揮していただきますようお願いいたします。
さて、昨年末の訓示において、私から皆さんに『未来の年表 人口減少日本でこれから起きること』という本を紹介し、「2042年問題」として、人口減少と超高齢社会の日本の25年後に起きる問題をお話しました。
この本には後の方に、「処方箋」として、問題への対応策が記されております。高齢者が労働人口となる75歳までの定年延長や、営業時間の短縮による24時間社会の便利さからの脱却、非居住エリアの明確化によるコンパクトで効率的な社会の仕組みづくり、大都市と過疎地との連携、高付加価値のものづくり、イノベーションのための人材育成、第2のふるさと、セカンド市民制度の創設、社会保障費循環制度の構築など、これまでの既成概念を超えた大胆な発想で、現状と決別することが必要と述べられています。
先手必勝、草津市においても、人口減少、超高齢社会に今のうちから備え、具体的に課題を可視化し、その対応策を多角的に検討する。草津市の未来をつくる政策形成を皆さんで実践していただくことをお願いします。
将来を予測する想像力、イマジネーションで課題を発見し、課題解決のためには創造力、クリエーションを発揮して、思い切った施策を展開することが必要でございます。どんどん提案を上げてきていただきたいと思います。
今年も職員一人ひとりが行政のプロであるという気概をもち、明確な目的意識を持って職務に向き合い、自分は何をなすべきかを常に考え、組織力を発揮して、行動していただくようお願いします。
そして人々から「草津市に住んで本当に良かった、住み続けたい、草津市に行って良かった、また訪れたい」と言っていただける草津のまちづくりを、市民の皆様とともに、職員全員の力を結集し、つくりあげていこうではありませんか。
平成30年が素晴らしい一年となりますよう、皆さんの御活躍と御健幸を心より祈念いたしまして年頭の訓示といたします。