とれたて!山田物語
更新日:2025年3月17日
山田こども園は、人・もの・ことがらとの関わりによる魅力がたくさんつまったこども園です。そして、その魅力から、こどもたちの様々な物語が生まれています。それらをより多くの方に知ってもらうため、保育内容をはじめ、こどもたちの姿、園庭の様子、地域との交流など、山田こども園ならではのとれたて情報を発信していきます!山田こども園を知り、山田こども園を愉しむ、とっておきの「とれたて!山田物語」、ぜひご覧ください!
なお、園生活の様子が分かる「園のアルバム」を随時更新しています。また、これまでに魅力・特色を紹介してきた「山田日和(びより)」、「山田こども園の魅力・特色見聞録」のページもありますので、ぜひご覧ください。
3月の物語 「一人ひとりの自己発揮を引き出す」
太陽の陽ざしがだんだんと暖かく感じられるようになり、花のつぼみもほころび始めました。今年度、山田こども園では、園の合言葉「やさしい心 まけない強さ だれもが輝く 山田こども園」のもと、「一人ひとりの自己発揮を引き出す保育内容の充実」をテーマに、運動遊びやリズム表現・造形遊びなどの様々な遊びを通して、子どもたち一人にひとりの自己発揮を引き出す取り組みを行ってきました。
友だちと一緒が楽しい3歳児
自分の可能性を広げる4歳児
共に学び、共に育ち合う5歳児
本園ならではの特色ある活動による五感を刺激する直接体験や、地域の方をはじめとする様々な人との関わりを重ねることで、体験したことを言葉や絵、体の動きなどでのびのびと表現しながら、保育者や友だちとの関わりを通して自己発揮する喜びや楽しさを感じてきた子どもたち。これらの経験の積み重ねにより、子どもたちは自らチャレンジし、葛藤や挫折を味わいながらも、またやってみようとする意欲を育んできました。
安心できる環境の中で…
様々な事象に関わって…
豊かな感性を育みながら…
やさしい心
まけない強さ
だれもが輝く 山田こども園
子どもたち一人ひとりが様々な場面で自己発揮する姿を見守り、共に笑い、共に泣き、共に喜ぶことができた日々に、職員一同心から感謝しています。
2月の物語 「地域の伝統文化に触れる」
本園は、地域に愛され、地域と共に歩むこども園として、“ふるさと”に愛着を感じる体験活動を重視しています。この冬、2年に1回実施している「左義長」と「白へび作り」を実施しました。洪水の際に白い蛇が川の水を飲んで村を救ったという地元の民話「白へびのおんがえし」にちなみ、ワラで作った白へびを燃やして無病息災を祈る左義長を1月に、そして2月には、新たな白へびをこどもたちや地域の方と一緒に作りました。
白へびを見送る左義長
白へびさん、ありがとう!
みんなの無病息災を願って
新しい白へびを作ろう!
気持ちを一つにして・・・
これから2年間よろしくね!
その他にも、隣接する武道館での「相撲体験」・草津市の花「あおばな」の栽培や青花紙の染め体験、田に古くから伝わる近江の伝統野菜「山田ねずみ大根」の栽培活動など、年間を通して特色ある活動に取り組んでいます。ふるさとの良さに触れるだけでなく、伝統文化を教えてくださる地域の方への感謝の気持ちと、“ふるさとを愛する心”を育んでいるこどもたち。地域社会が希薄化していく中ではありますが、伝統を引き継ぐことの大切さと素晴らしさを体感していきたいと思います。
真剣勝負ではっきょい!
五感で楽しむ染め体験★
かわいいねずみ大根だね!
1月の物語 「こどもは風の子、元気な子」
冷たい風が吹き、相変わらず寒い日が続いています。そんな寒い日でも、外遊びが大好きなこどもたちは、園庭に飛び出しておにごっこや固定遊具・縄跳びなどの遊びを楽しんでいます。おかげでこどもたちの心も体もすぐにポッカポカ。ほっぺを真っ赤にしながら微笑むこどもたちの笑顔が素敵なこと!寒さが厳しくなるこの時期、怪我には十分に注意しながら体を存分に動かし、元気いっぱいに過ごしていきたいと思います。
体を動かしてポッカポカ☆
元気いっぱいおにごっこ!
雪やコンコン♪嬉しいな!
この時期ならではの冬の自然遊びには、雪だけではなく、霜や氷などこどもたちがワクワクできる楽しみがたくさんあります。雪や氷を自分の手で触って冷たさや感触を知ったり、気温が下がる日にと息が白くなる不思議さに気付いたりなど、冬ならではの自然現象には、季節の変化に興味をもつきっかけがたくさん散りばめられています。こどもたちの豊かな感性を育む自然との関わりは、なくてはならないものです。
氷はできているかな?
氷を触ってみよう♪
きれいな氷がいっぱい!
氷の実験、大成功だね★
雪が降ってきたよ~!!
雪遊びでおおはしゃぎ☆彡
12月の物語 「相手を“想う”気持ちを育む」
12月4日から10日は「人権週間」です。“自分の人権が大切にされている”という実感は、自分自身の幸せにつながります。同時に、相手の人権に目を向けるきっかけにもなります。自分の人権が大切であるのと同じように、相手にも人権があり、それもとても大切なものなのです。園では、人権集会「ぽかぽかタイム」を通して、命の大切さを知ったり相手の気持ちを考えたりする機会を大切にしています。
保育者の劇を見て…
こんな時、どうする?
思いを伝えるこどもたち
思いやりの心を育むために
こどもの心に寄り添いながら
自分にできることを考えて
また、職員自らが人権感覚を磨くために、日ごろから園全体で人権教育・保育の推進に向けての実践や職員研修を積み上げています。あらゆる日常の場面において、人が人として大切にされる考え方や視点がしっかりと根付き、誰もが自分らしく輝いて生きられる社会を築くために、命・人権を基盤とした保育を進めながら、自分たちにできることを考え実行していきたいと思います。
職員自ら学ぶ研修の場
保護者の方と共に学び…
こどもたちの笑顔は宝物
11月の物語 「関わりが広がり遊びが深まる、保育の充実」
芸術の秋・読書の秋・スポーツの秋…秋は素敵な季節です。こどもたちは自分の思いを出しながら友だちとルールを考えたり、工夫したり、イメージを伝え合ったりして遊んでいます。保育者や友だちとの関わりを深める姿や、これまでの経験を基に様々な方法で遊びを深める姿から、こどもたちの心身の成長が感じらます。
ポックリに挑戦しよう!
穴の中に何かがあるよ!
ドングリ転がしを作ろう!
こどもたちのいきいきした体験は、様々な強く優しい希望に満ちた心を育てます。わくわく楽しいことだけでなく、悔しさや不安なこともある毎日の中で、「やってみよう!」と挑戦したり、「どうしたらいいかな?」と考えたり、困っている友だちに気付いて優しく接したり…。そんなこどもたちの心の動きをしっかり受け止め、様々な体験の積み重ねや感性豊かに遊び込む時間を大切にしていきたいと思います。
試行錯誤を繰り返して…
自然物を遊びに取り入れて…
色の美しさに心動かして…
粘り強さを培う運動遊び
友だちと思いを出し合う時間
五感を通して遊びを深める
10月の物語 「“植えて・育てて・収穫して・食べて”でつながる、おいしい食育」
本園のあちこちにある畑に実りの秋がやってきました!6月に植えたサツマイモが猛暑を乗り越えて大きく育ち、こどもたちは土をかきわけて収穫を楽しみました。また、地域の方の畑でもサツマイモの収穫をさせていただいたり、山田小学校の1年生と交流しながらサツマイモを収穫したりと、サツマイモ祭りを大いに楽しんだこどもたち。園で焼き芋パーティーをしたり、家に持ち帰って料理してもらったりして、存分に味わいます。
もうすぐ収穫だね♪
大きなおイモ、出ておいで!
わ~い!おイモが穫れたよ☆
また、秋の収穫と同時に、冬に向けた栽培活動もスタート。5歳児さんが山田の伝統野菜でもある「山田ねずみ大根」の袋栽培に挑戦しています。土つくりから種まき・水やり・収穫・次の土つくりへと、1年間の栽培活動における実体験を通して命の循環を感じていくこどもたち。「おいしい・楽しい・嬉しい」の実体験をもとに、豊かな感性を育んでいます。山田こども園ならではの栽培活動は、まさに「食育」そのものです。
サツマイモがたっぷり♪
地域の方の畑では・・・
うんとこ、どっこいしょ!
1年生と一緒に収穫したよ!
サツマイモのツルで綱引き★
山田ねずみ大根を育てよう♪
9月の物語 「運動遊びから得られるワクワク感と充実感」
澄み渡った空に凛とした空気を感じます。ようやく秋の気配が漂い、青空も、虫の声も、風も美しい季節がやってきました。本園の自慢の一つでもある広々とした園庭では、こどもが自らチャレンジして、やってみたくなるような遊びや環境を工夫しています。こどもたちは、発達や年齢に応じた、多様な動きが楽しめる運動遊びを通して、毎日元気いっぱいに遊んでいます。
全力で走るのって楽しい!
広い園庭で存分に遊んで♪
多様な動きを経験して★
自分の体を存分に動かすことで気持ちが満たされ、自分でできることが増えると自信がつきます。自信がつくとさらに心が満たされ、新しいことに対する不安が消え、自ら挑戦しようとする気持ちが育つ…。心と体は密接につながっているからこそ、どちらもフル稼働させながら、「やってみたい」というワクワク感と、「楽しかった!」という充実感を得られるよう、遊びに没頭するこどもたちの姿を大切にしていきたいと思います!
リズムに乗って踊ろう♪
力いっぱい綱を引いて・・・
山田といえば、相撲体験!
友だちと力を合わせて☆彡
よ~く狙って、ボール遊び!
ドキドキ・ワクワク☆
令和7年度園児募集における山田こども園説明会を、9月11日(水曜)に開催しました。参加できなかった方で園見学をご希望の方は、山田こども園までお問い合わせください。
8月の物語 「保育の充実と安心安全のこども園をめざして」
本園に勤務する職員は、職種だけでなく年齢や経験など幅広く多様な人材が集まっています。そして、その一人ひとりがこどもたちの学びや育ちを支えているという自覚をもって日々職務にあたっています。本園の合言葉「やさしい心・まけない強さ・誰もが輝く・山田こども園」のとおり、保育者はこどもたちの興味関心を的確に捉えながら、保育内容の充実に向けて自己研鑽に励んでいるところです。
職種を越えた職員研修
伝統文化と保育を融合させて
保育の充実に向けた教材準備
職種に関係なく教育・保育への情熱をもってこどもたちの心に寄り添い、保育内容の充実や職務遂行に向けて努力し続ける職員たち。園内外の研修においても、その学びを共に分かち合い、共に磨き合う仲間として互いに切磋琢磨しています。こどもたちが様々な遊びや活動を通して、幼児期に必要な豊かな体験をたくさん積み重ねていけるよう、職員一同、努めていきたいと思います!
こまめな掃除で清潔を保つ
安心安全の環境を整える
全力で取り組む防犯訓練
園内研究会での学び合い
こども目線での実技研修
学び合い高め合う職員集団
7月の物語 「好奇心を掻き立てる感触遊び」
いよいよ夏本番。太陽よりも眩しい笑顔が弾ける季節となりました。こどもたちは粘土遊びや砂遊びなどが大好きです。様々な素材を通して、ドロドロ・ベタベタ・サラサラ・冷たい・温かいなど、いろいろな感触を手足で感じながら、握ったり、丸めたり、ちぎったり、伸ばしたりして、大脳を働かせて五感を刺激していく“感触遊び”を存分に楽しんでいます。手は第二の脳、足の裏は第二の心臓と言われています。感触遊びでは、こどもたちの手や足でその感触を味わうことが何より大切です。
指絵の具にチャレンジ☆
ダイナミックにペタペタ!
コンテの粉はふわふわだよ♪
また、感触遊びは、こどもたちの手先や運動能力を伸ばすだけでなく、集中して遊ぶことによって集中力も育まれます。また、発見する楽しみや、興味・関心にも働きかけ、好奇心を掻き立てることで「楽しい!」「もっとやりたい!」という気持ちにもつながっていきます。こども一人ひとりの姿を大切にしながら、様々な手法で経験できる機会を保障し、こどもたちの「楽しい!」を増やしていきたいと思います!
新聞紙の感触もいいね!
シャボン玉できるかな?
裸足で楽しむ泥遊び♪
うわっ、冷た~い!!
たっぷり味わって大満足☆
豊かな感性を育む感触遊び
6月の物語 「五感を通して広がる豊かな世界」
野山を彩る新緑は若々しい生命の輝き、やわらかな若葉の上で水玉が躍っています。雨上がりには「それっ!」と言わんばかりに園庭に飛び出し、いろいろな虫たちとの出合いを楽しむこどもたち。園外への散歩“わくわく探検”では、自然あふれる山田の街を探検する中でいろいろな人やもの・ことがらに自ら関わり、四季折々の自然に触れ、季節の移り変わりを五感で味わっています。
初めてのわくわく探検へ!
来るたびに景色が変わるね☆
これは枇杷の実だよ♪
また、本園の特色の一つである栽培活動では、園内の畑や個人の植木鉢、グループのプランターなど、様々な形態を活用して、種を蒔き、苗を植え、花が咲き、実がなり、収穫もしくは種を採るという過程を知ることで、生命の不思議さと偉大さを感じ取っています。こどもたちは日々、五感を通して心揺さぶられる感動体験を積み重ね、豊かな世界を広げているのです。
力いっぱい、うんとこしょ!
ジャガイモみ~つけた!!
タマネギをじっくり観察★
ほら、大きくなってきた♪
丁寧に、心を込めて…
紫陽花がきれいだね☆
5月の物語 「笑顔はじける遊びの醍醐味」
風まで緑にしてしまうような木々の若葉に囲まれ、思いきり戸外遊びを楽しむこどもたち。こどもにとっての遊びは、心身の成長に欠かせない、食事や睡眠、排泄などと同じくらい重要なものです。こどもは年齢や脳の発達に合わせて様々な遊びを取り入れていきます。実は遊びの中にはたくさんの学びの場があり、こどもたちは遊びを通して成長していきます。
心を寄せる先生と共に・・・
友だちに刺激を受けて・・・
興味・関心を広げて・・・
遊びを通して得られる楽しさや成功体験は、意欲や自己有能感も高めます。そもそも、こどもたちは遊びの天才です。私たち保育者は、そんなこどもたちとの遊びを通して驚きと喜びを感じ、更に遊びを深めるための環境をこどもたちと共に創り出しています。遊びを通してこどもたちの笑顔がはじける瞬間を目にした時、遊びの醍醐味を感じずにはいられません。
みてみて、一緒だね♪
にじ組電車出発でーす☆
こんなのどう?いいね!
心と体が満たされる環境
試行錯誤も楽しい遊び
こどもの笑顔がはじける瞬間
4月の物語 「出会いが織りなす心のときめき」
桜の若葉が美しく萌え始め、緑の風を感じる季節となりました。心はずむさわやかな日が続きます。新年度がスタートし早や1か月。こどもたちは新しいクラス、新しい友だち、新しい先生に慣れ、毎日元気いっぱいに園庭を駆け抜けています。様々な出会いを通して、目を輝かせ、心をときめかせながら過ごすこどもたちの姿が見られています。
先生と一緒が嬉しいな☆
読み聞かせ大好き♪
今日は何して遊ぶ?
本園は、“めざすこどもの姿”の一つに、「身近な環境(人・もの・ことがら)に楽しんで関われるこども」を掲げています。豊かな自然の中で、こどもたちが何に心を動かし、心をときめかしているのかをしっかり読み取り、共に笑い、泣き、喜びながら一人ひとりの豊かな情操を育て、自己表現・自己発揮・自己実現していく姿をしっかり支えていきたいと考えています。
テントウムシがいるよ!
見て!かわいいよ♪
どこにいるのかな?
心と体を存分に動かして♪
砂や水の感触にドキドキ…
自然の中で心ときめく日々
