くさつ歴史ギャラリー
更新日:2026年4月23日
「広報くさつ」に連載している「くさつ歴史ギャラリー」から、歴史資料・民俗資料を扱った回についてご紹介しています。
(令和2年度以降のもの。内容は広報紙掲載時から一部変更している場合がございます)
令和8年度
バックナンバー
裃(草津宿本陣蔵)
本陣当主の正装-大名から賜ったもの-

この資料は、江戸時代の武家の公服もしくは礼服として使用された「裃」で、史跡草津宿本陣に残されているものです。上下とも書きますが、文字通り上半身に着る袖のない上着である
武家の礼服であった裃が、なぜ本陣に残されているのでしょうか。本陣当主は、大名などが本陣に休泊する際、その大名家の家紋がついた裃を着用し、対応したと伝わりますが、そのことを示す史料はありません。現存する裃の家紋は、よく田中七左衛門本陣を利用していた大名家などのもので、写真は膳所藩主・本多家のものです。これらの裃は、大名家から拝受したものと考えられており、36セットが、
肩衣の形は、大きく分けて曲線状のものと穏やかな直線状のものがあり、これらにより時期を推定できます。肩の形状が曲線状になるのは、
大名から拝受したという歴史とともに、その形状から肩衣の変遷を知ることもできる大変貴重な資料です。裃は、4月25日(土曜)から開催の史跡草津宿本陣一般公開30周年記念オープニング企画「草津宿と本陣」の中で展示しております。ぜひ、お越しください。
*展示されるのは、本多家から拝領した裃ではありません
(令和8年4月・草津宿街道交流館 田中 雪樹野)
(PDFはこちら(PDF:809KB))
「御継飛脚御受負証文之事」(草津宿本陣蔵)
-大名飛脚と草津宿本陣-
江戸時代の宿場は旅人を迎えるだけでなく、人や物を次の宿場に送り継ぐ拠点となっていました。東海道などの幕府が支配する宿場は、幕府公用の書簡や荷物を運ぶ役割を任じられていました。これを「継飛脚」と言います。また、各地の大名は、江戸の
草津宿では複数の大名飛脚を請け負っていました。その内の一つである出雲国(島根県)松江藩は、参勤交代の際に七左衛門本陣(現・草津宿本陣)を定宿としており、併せて大名飛脚の取次処「
「御継飛脚御受負証文之事」は七左衛門本陣が「雲州役所」を請け負ったことを証明するもので、当主の田中七左衛門が松江藩の役人に宛てた文書の控えです。宝暦5年(1755)3月から宝暦8年(1758)2月までの3年間、大名飛脚を請け負うことや、人件費をはじめ、関所や川越の通行料など飛脚にかかる1年分の費用は、本陣側が負担する旨が記されています。
ここでは宝暦5年のものを紹介しましたが、同様の文書が数年ごとに取り交わされており、同様の資料が複数残されています。
(令和8年5月・草津宿本陣 杉浦 智里)
(PDFはこちら(PDF:754KB))
昨年度以前の記事です。
各記事の内容は、PDFファイルをご覧ください。
令和7年度
草津宿本陣に伝わる史料の代表格 ―大福帳(草津宿本陣蔵) PDF(PDF:976KB)
大盛況を支えた縁の下の力持ち ―万国博記念乗車券(草津市蔵・山口正コレクション) PDF(PDF:985KB)
山伏の絵師 横井金谷が描いた ―「瀑布図」(草津市蔵・中神コレクション) PDF(PDF:1,059KB)
草津宿本陣を守り伝えた生の声 ―青木健作(2024)『草津本陣風土記―田中房聞書き―』サンライズ出版 PDF(PDF:944KB)
アオバナ絞り機(草津市蔵) PDF(PDF:891KB)
姫君婚礼の献上品リスト ―万歳鑑(草津宿本陣蔵) PDF(PDF:1,041KB)
江戸時代の旅における知恵と秘訣 ―旅行用心集(草津市蔵) PDF(PDF:935KB)
幕末の物価を垣間見る ―諸色相場之覚(草津宿本陣蔵) PDF(PDF:819KB)
亡き当主を偲ぶ歌集 ―田中貞澄追善和歌集(草津市蔵) PDF(PDF:969KB)
干支にまつわる掛軸 ―巌谷小波「黒駒図」(草津市蔵・中神コレクション) PDF(PDF:989KB)
名所図会に描かれた「うばがもちや」 店主のこだわりと茶の湯サロン ―「伊勢参宮名所図会」(草津市蔵) PDF(PDF:1,047KB)
本陣で遊ぶ子犬たち ―「狗子図腰高障子」(草津宿本陣蔵) PDF(PDF:826KB)

大福帳(草津宿本陣蔵)

万国博記念乗車券(草津市蔵・山口正コレクション)
巌谷小波「黒駒図(部分)」(草津市蔵・中神コレクション)
令和6年度
晴れ舞台を彩る衣装は家族の手で―
江戸時代のホスピタリティ―草津宿本陣に残された「鍵」― 失念物・鍵2点(草津宿本陣蔵)PDF(PDF:827KB)
さまざまな「草津」を描いた広重―歌川広重画「東海道五拾三次之内草津」(保永堂版)・「東海道五拾三次草津」(佐野喜版)(草津市蔵)PDF(PDF:971KB)
草津宿田中七左衛門本陣、「雲州役所」」を任じられる!―「雲州役所御用書箱」(草津宿本陣蔵)PDF(PDF:861KB)
草津市誕生を企てた昭和の「本陣」―草津宿本陣古写真「6町村による合併促進協議会」(昭和29年撮影・草津市蔵)PDF(PDF:853KB)
草津市、ついに誕生す―草津市設置に関する申請書(草津市蔵)PDF(PDF:923KB)
かつて一握りの人のみが鑑賞できた絵画―「葡萄図」(草津宿本陣蔵)PDF(PDF:813KB)
県内最古の石造道標―石造道標(所在地:立木神社)PDF(PDF:1,222KB)
茶陶をプロデュース!
コマ絵で広がる世界―歌川国芳画「
浮世絵へのかけはし―「東海道名所図会」(草津市蔵)PDF(PDF:1,067KB)

石造道標(所在地:立木神社)

楽芋頭水差 銘芋頭(草津市蔵・中神コレクション)

歌川国芳画「山海愛度図会 おたのみ申たい」(草津市蔵)
令和5年度
同じ村でも土地を治めるお殿様が違う…!?ー吉田村絵図(草津市蔵)PDF(PDF:820KB)
浮世絵とものがたり~俵藤太とムカデ退治ー歌川国芳画「五十三対 草津」(草津市蔵・中神コレクション)PDF(PDF:962KB)
本陣のお仕事~大名、瀬田川を渡る~ー覚(肥後宇土様渡河の節下され金配分)(草津宿本陣蔵)PDF(PDF:1,011KB)
赤穂義士 本懐を遂げる!!ー歌川国清画「忠臣蔵十二段 大尾」(草津市蔵・中神コレクション)PDF(PDF:1,017KB)
なぜ、宿場町に魚とりの道具が…?ードジョウフミ(草津市蔵)PDF(PDF:975KB)
吉田村絵図(部分)

歌川国芳画「五十三対 草津」(草津市蔵・中神コレクション)
覚(肥後宇土様渡河の節下され金配分)(草津宿本陣蔵)
令和4年度
古写真から辿る草津の歴史ーもうひとつの東海道と中山道の分岐点 PDF(PDF:1,144KB)
宮様のお食事はさぞかし豪華、と思いきや…?ー「和宮御方様 御下向御道中御次献立帳」(草津市蔵)PDF(PDF:1,078KB)
見ても読んでも楽しい!-歌川芳幾画「東海道中栗毛弥次馬 草津・大津」(草津市蔵・中神コレクション)PDF(PDF:1,284KB)
虫の音が聞こえてきそうー歌川国芳「近江国 萩の玉川〈諸国六玉川〉」(草津市蔵)PDF(PDF:1,218KB)
ハレの日のごちそうー茶弁当(草津宿本陣蔵)PDF(PDF:862KB)
鉢山で造られた東海道五十三次ー木村唐船作・歌川芳重画「東海道五十三駅鉢山図会」(草津市蔵・うばがもちやコレクション)PDF(PDF:829KB)
広重が描いた草津の風景ー歌川広重画「東海道五十三次之内 草津〈蔦吉版〉」・「五十三次 草津〈人物東海道〉」(草津市蔵・中神コレクション)PDF(PDF:917KB)

「和宮御方様 御下向御道中御次献立帳」

「茶弁当」
「東海道五十三駅鉢山図会」
令和3年度
ゆるーい表情とポーズに注目。こんな鬼なら鬼も内?―横井金谷画「鬼玄象自画賛」(草津市蔵・中神コレクション)PDF(PDF:1,039KB)
「大正の広重」が描く近江―鉄道省編・吉田初三郎画『鉄道旅行案内』(草津市蔵)PDF(PDF:1,107KB)
断続的に伝わる絵画―岸駒「龍虎双幅」(草津宿本陣蔵)PDF(PDF:866KB)
最後の「大福帳」に記された人物とは?―「明治七年 大福帳」(草津宿本陣蔵)PDF(PDF:851KB)
「読み聞かせ」られたお殿様の言葉―「本多康禎 御直筆写」(草津市蔵)PDF(PDF:949KB)
姥ヶ餅から生まれた焼物―「姥餅火入」(草津市蔵・中神コレクション)PDF(PDF:776KB)
鉄道省編・吉田初三郎画『鉄道旅行案内』

「明治七年 大福帳」(部分)

「姥餅火入」
令和2年度
怒りの手紙が明かしたあの人の意外なプロフィール―「六角承禎条目写」(草津市蔵・春日家文書) PDF(PDF:816KB)
書に込められた思いとは―徳富蘇峰「聖蹟千秋存」(草津宿本陣蔵) PDF(PDF:887KB)
おうちでも旅気分を味わいたい―歌川芳幾画「東海道五十三次滑稽双六」(草津市蔵) PDF(PDF:1,120KB)
明智秀満美談―歌川芳虎画「大津坂本城落城之図」(草津市蔵・中神コレクション) PDF(PDF:1,096KB)
亡き主君を思う家臣と蓮の花―「田中七左衛門宛 狩野勇書状」(草津宿本陣蔵) PDF(PDF:762KB)
描かれた春と子供の存在―巌谷小波「俳画散筆」(草津市蔵・中神コレクション) PDF(PDF:733KB)
「六角承禎条目写」(部分)
歌川芳幾画「東海道五十三次滑稽双六」(部分)
「田中七左衛門宛 狩野勇書状」
旧・くさつ歴史ギャラリー
令和元年度以前、このページにてご紹介していた記事です。
Vol.16 御家人浮世絵師と明治時代 PDF(PDF:416KB)
Vol.17 子どもを守った猩々―疱瘡除けの人形― PDF(PDF:291KB)
Vol.15 江戸時代のお金―寛永通宝― PDF(PDF:325KB)
Vol.14 浮世絵で化粧品宣伝!? PDF(PDF:190KB)
Vol.13 「東海道線旅行図会」(明治40年) PDF(PDF:326KB)
Vol.12 「福島正則禁制」 PDF(PDF:296KB)
Vol.11 「東海道五十三次漫画絵巻」 PDF(PDF:212KB)
Vol.10 豪商と皇女の食事 PDF(PDF:280KB)
Vol.9 歌川広重画「参宮上京道中一覧双六」 PDF(PDF:499KB)
Vol.8 描かれた幕末の草津宿―「草津宿割絵図」― PDF(PDF:335KB)
Vol.7 「田中九蔵本陣絵図」―田中七左衛門本陣絵図と比較して― PDF(PDF:353KB)
Vol.6 明治期の古地図―烏丸半島辺りの原風景― PDF(PDF:321KB)
Vol.5 昭和初期の草津名所の絵はがき PDF(PDF:270KB)
Vol.4 旅の愉しみ―駅弁掛け紙 PDF(PDF:307KB)
Vol.3 明治天皇、狼川を渡る PDF(PDF:161KB)
Vol.2 旅の必需品―あかり― PDF(PDF:189KB)
Vol.1 十返舎一九「東海道中膝栗毛」「続膝栗毛」と草津宿 PDF(PDF:298KB)

vol.8 「草津宿割絵図」

vol.9 「参宮上京道中一覧双六」

vol.16 「草津張子・猩々」
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お問い合わせ
教育委員会事務局 史跡草津宿本陣
〒525-0034 滋賀県草津市草津1丁目2番8号
電話番号:077-561-6636
ファクス:077-561-6636













