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春季テーマ展 「草津宿 茶の湯サロンをめぐる謎」を開催します

更新日:2026年2月12日

会期 令和8年2月14日(土曜)から4月5日(日曜)

織田信長が価値を作り上げ全国平定に利用した茶の湯は、千利休、古田織部らが活躍した豊臣秀吉の茶の湯政策により武士のたしなみとして位置づけられました。江戸時代に入り、茶の湯文化は大名との交流を必要とした富を蓄えた商人などにも広がり、江戸時代の長く続いた治世を反映して、諸国の大名や公家、茶会を楽しむ人々の間で、なくてはならない社交ツールとなりました。
草津宿は東海道と中山道が分岐・合流する、街道を通じて多くの文化が行き交い、参勤交代の大名も多く通行する場所でした。その様相は、今も残る草津宿本陣の大福帳に宿泊や通行の記録として記されています。その草津宿本陣の向上段の間に「養老亭記」を書き、膳所藩の教学にも関っていた皆川淇園筆の襖書が残ります。そこには、どんな物語があったのでしょうか。
本展では、街道の文化サロンをめぐり、茶の湯と謎が渦巻く草津宿を探ります。

チラシはこちら(春季テーマ展チラシ(PDF:4,027KB)

展示内容

街道の茶の湯サロンと「姥ヶ餅焼」

近江名所図会 「乳母が餅」
近江名所図会・乳母が餅(草津市蔵)

人々が旅を楽しむようになった江戸時代、その道にあって旅人にひと時の癒しを与えたのが草津名物「うばがもち」です。東海道から渡船のため矢橋港へ向かう分岐点に店がありました。8代当主瀬川都義(せがわくによし)は、店の奥に築山を設けて庭を造り、来駕の諸公や諸貴人に衣服・茶器の類を披露し、膳所藩主などとも茶会を催していたといいます。
都義は姥ヶ餅屋の由来書「養老亭記(ようろうていき)」を、膳所藩の家臣を通じて京都の儒学者皆川淇園(みながわきえん)に依頼しています。神君(しんくん)家康公や茶の湯に関わる由来が記述された「養老亭記」とは?通行の大名に大いにアピールした、その内容をご紹介します。

当初店の皿を焼くことから始まった「姥ヶ餅焼」は、都義が当時の名陶工に『姥餅』の窯印を預け、披露する茶道具を注文したことから、茶陶へと発展しました。現在残っている姥ヶ餅焼の多くは京都や瀬田・信楽などに『姥餅』の刻印を託して作らせたものです。当館所蔵の中神コレクションから、その作品をご紹介します。

皆川淇園と草津宿

草津宿本陣 向上段の間
皆川淇園筆襖書(部分)(草津宿本陣蔵)(パネル展示)

草津宿本陣の向上段の間には皆川淇園筆の襖書が残ります。皆川淇園は江戸中期の京都を代表する儒学者で、詩文や書画にも優れた風流人でした。門弟は3千人と言われ、その中には平戸藩9代藩主・松浦静山や膳所藩12代藩主・本多康禎もいました。
膳所藩の藩校「遵義堂」は、11代藩主・本多康完に招かれ膳所藩の教学に寄与していた淇園のすすめにより、康禎の時代に創設されました。
草津宿本陣には康禎も訪れています。さて、膳所藩主と草津宿のつながりとは?その謎に迫ります。

草津宿本陣には、膳所藩第12代藩主・本多康禎が制作したと伝えられる「南蛮写横手急須」が残っています。この頃、草津宿本陣では8代当主田中七左衛門貞澄が茶室「三少庵」を設け窯を築いていました。
草津宿本陣もまた、諸侯が茶の湯を楽しむサロンであったことがうかがえます。そこにはどんな人間模様があったのでしょう?そのドラマを探ります。

展示情報

会期

令和8年2月14日(土曜)から4月5日(日曜)

会期中の休館日

月曜日(祝日の場合は翌日)、祝日の翌日
(2月16日・24日、3月2日・9日・16日・23日・30日)

会場

草津市立草津宿街道交流館(草津三)

開館時間

9時から17時(入館は16時30分まで)

ギャラリートーク

2月21日(土)・3月20日(金・祝)
いずれも13時30分より 30分程度

入館料

通常の入館料
大人200円(160円)・高校・大学生150円(120円)・小中学生・草津市内在住の65歳以上の方100円(80円)

  • ( )内は団体料金。
  • 毎週土曜日は小中学生は無料。

詳しくは「利用案内」をご覧ください。

主催

草津市・草津市教育委員会

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お問い合わせ

教育委員会事務局 草津宿街道交流館
〒525-0034 滋賀県草津市草津三丁目10番4号
電話番号:077-567-0030
ファクス:077-567-0031

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