はしかわ市長のだいすきくさつ(平成27年7月)
更新日:2015年7月1日
文章は、「広報くさつ7月1日号」に掲載された内容です。
俳句のまち草津を全国に
平成8年7月にオープンした水生植物公園みずの森は、日本でも有数の花蓮の群生地に隣接し、200種類におよぶ水生植物が咲き競う自然いっぱいの植物園ですが、先月19日、入園者が300万人となりました。ハスやスイレンなど、これから見頃を迎えますので、皆様もぜひお越しください。
さて、四季折々の花は季節感にあふれ、俳句の季語にもなっていますが、草津市は「俳句のまちづくり」を進めています。先月13日には、NHKのEテレで全国放送される「俳句王国がゆく」の公開収録(今月19日午後3時から放送予定)が、草津クレアホールで行われました。連歌から俳諧、俳句が生まれてきましたが、その俳諧の祖といわれる山崎宗鑑は、草津市志那町で生まれました。宗鑑にちなみ、毎年命日の月である10月には、昭和31年以来「宗鑑忌俳句大会」を開催し、今年でちょうど60回目を迎えます。また、この「広報くさつ」の紙面上では、「ふるさと草津俳句会」を年4回行っており、毎回約150句の応募をいただいております。このほか、俳句を始めようとする人のための「俳句入門講座」や、すでに10回を数えた「青少年俳句大会」では、毎年市内の小・中学生から約5千句もの応募があり、多くの子どもたちにも俳句に親しんでもらっています。
平成元年に、全国でふるさと創生事業が実施された折にも、草津市は「俳句のまちづくり事業」に取り組み、句会の開催や市内8箇所に句碑を建立するなどしました。今年3月には、市勤労者福祉サービスセンター主催で、辛口先生としてテレビでも有名な俳人・夏井いつきさんにも草津にお越しいただき、俳句教室が開かれています。
今年は、山崎宗鑑生誕550年となる年です。この記念の年に、テレビを通じ「俳句のまち草津」を発信し、草津の魅力を全国に知っていただくとともに、市内で俳句に親しむ人の輪をさらに大きく広げることができればと思っています。
