はしかわ市長のだいすきくさつ（平成27年11月）

　文章は、「広報くさつ11月1日号」に掲載された内容です。

　秋も深まり、朝夕の冷え込みが身に染みる季節となりました。各地から紅葉の便りも届いています。健康には十分ご留意いただき、季節のうつろいを楽しんでいただければと思います。

　さて、仲間づくりを通して、生きがいや健康づくりを行うとともに、生活や地域を豊かにする社会活動に取り組む高齢者の組織として、老人クラブがあります。全国には約11万クラブ、670万人の会員がおられ、本市では、市老人クラブ連合会に加盟する老人クラブとして、60クラブ、3千人余りの会員の方がおられます。今年は、この市老ク連が創設されて50周年となります。半世紀にわたり、たゆみないご努力により、高齢者の社会参加や健康保持にご貢献いただいた関係者の皆様のご尽力に対しまして、深く敬意を表します。

　今年も市老ク連主催の健康フェスティバルなどにお招きいただき、たいへんお元気な会員の方々とお出会いし、私も元気をいっぱいいただきました。今後ますます高齢化が進みますが、まちを活性化させる鍵は「元気な高齢者」であり、高齢者が元気なまちは、まちが元気になると思っています。健康の秘訣として、「運動」と「食事」と「睡眠・休養」と言われますが、私はもう一つ、「楽しいおしゃべり」も大切な要素だと思います。笑顔あふれる楽しい時間を仲間と持つことで、いつまでも元気に生活を送っていただけるのではないでしょうか。

　市老ク連では、「きりり」という愛称のもとに、歌うこと、料理、歩くことを通じて、仲間と一緒に生きがいと健康をつくるため、日々活動しておられ、たいへん心強く感じています。50周年という大きな節目を機に、仲間が増えて、元気に活躍されている老人クラブの皆様同士の連携と絆をさらに深めていただくことをお祈りいたします。市におきましても、健康・医療・保健・福祉サービスを充実し、住み慣れた地域でその人らしく暮らせる地域福祉への取り組みを一層進め、高齢者福祉の充実をさらに図ってまいりますので、皆様のご支援とご協力をよろしくお願い申しあげます。