はしかわ市長のだいすきくさつ 出会いの365日(平成30年3月)
更新日:2018年3月1日
文章は、「広報くさ3月1日号」に掲載された内容です。
世代や分野を超えての助け合い
今年の冬は厳しい寒さが続きましたが、冬の祭典冬季オリンピックでは、ベテラン勢に加え、若い世代の活躍に、寒さも吹き飛びました。これからの未来を担う若者の活躍を、大いに期待しています。
さて、文部科学省などによると、18歳以下の若者も、ここ数年のうちに減少期に入っていくと予測されており、全国規模で将来の地域づくりの担い手が急速に減少することになります。一方、福祉や環境、防犯など、地域が抱える課題は複雑・多様化しており、行政のみでの解決はますます難しくなっていきます。
そこで、将来を見越した対応として、本市では各小学校区に、平成22年度から順次まちづくり協議会を設立いただきました。まちづくり協議会は、地域の課題を自分たちの力で解決していく「住民が主体」の取り組みです。この協議会の活動により、世代や分野を超えて地域の将来や課題を一緒に考え、取り組む活動が着実に広がっていると感じています。
また、今年度、「草津市協働のまちづくり推進計画」の中間見直しを行い、新たに「地域共生社会」の理念を取り込むことを検討しています。近年、育児や貧困など、さまざまな悩みを抱える家庭が増えています。今こそ、市民活動と福祉のさらなる融合を進め、地域の助け合いの仕組みを発展させることが大切です。
今まで以上に地域と市が一体となって、きめ細やかに皆様のニーズの把握に努め、子どもや高齢者、障害者など、地域に住む全ての人々が、いきいきと安心して、より豊かな生きがいを持って暮らせる社会をめざしたいと考えております。