草津のサンヤレ踊り
更新日:2025年5月3日
2025年5月3日
9時~ 矢倉、下笠、片岡、吉田、志那、志那中で開催されたサンヤレ踊りに出席しました。
草津のサンヤレ踊りとは、草津市内7つの地域(矢倉、下笠、片岡、長束、志那、吉田、志那中)に伝わる民俗芸能で、今年は、長束以外の6つの地域で開催されました。
この踊りは、中世後期に都で流行した疫神祓いの風流囃子物(ふりゅうはやしもの)の姿を今に伝えるものと言われ、災害除けや死者の供養、豊作祈願、雨乞いなど、安寧な暮らしを願う人々の祈りが込められており、草津においては、五穀豊穣・疫病退散の願いが込められていると伝わっています。
「サンヤレ踊り」という同じ名前ですが、それぞれの地域で衣装や歌、踊りの所作などが少しずつ異なります。しかし、全ての地域に共通して、囃子詞の中に「幸あれ」という言葉が転じたとされる「サンヤレ」という詞が頻出する点から「サンヤレ踊り」と呼ばれています。
歴史性や地域性などが評価され、国指定無形民俗文化財「近江湖南のサンヤレ踊り」は、2022年11月にユネスコ無形文化遺産に登録されました。
地域により特徴のある伝統的な衣装を身につけ、笛の音色や太鼓打ちに合わせた踊りにはキレや迫力があり、大変素晴らしいものでした。
矢倉サンヤレ踊り
下笠サンヤレ踊り
片岡サンヤレ踊り
吉田サンヤレ踊り
志那サンヤレ踊り
志那中サンヤレ踊り
