重要文化財観音寺阿弥陀堂の檜皮葺
更新日:2025年6月24日
観音寺阿弥陀堂の檜皮葺について紹介します
観音寺(草津市芦浦町)では、令和5年度から令和6年度にかけて、重要文化財建造物2棟(観音寺阿弥陀堂、観音寺書院)の屋根葺替が行われました。
観音寺阿弥陀堂の屋根は、ヒノキの樹皮=檜皮が葺かれています。
樹齢80年から100年以上のヒノキの立木から檜皮を採取し、それを屋根に合わせて長さや幅を整えた後、等間隔に固定していきます。
屋根の下地に竹製の釘(左写真)で固定していきます。観音寺阿弥陀堂では厚さ約1.5ミリメートル、長さ約75センチメートル、幅は約15センチメートルの檜皮を1.2センチメートルずつずらして重ねる仕様です。
檜皮葺の屋根を葺く作業は地道で手間と技術を要しますが、瓦屋根と比べてやわらかい曲線を造り出すことができるため、美しい屋根の形を造るための重要な伝統技法です。
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