令和6年9月
更新日:2024年12月10日
文化財の修理では、元の部材をなるべくそのまま使い続けることが基本となっていますが、腐朽材などは取替えを行います。
今回の工事においては、補強材として新材を入れる所があります。
その時に、元々の部材と区別できるようにいつの材か、分かるように焼き印を入れます。
過去に取り換えた部材でも同じことをしていることが確認できます。
左の写真は焼き印により、平成四年に入れた材だと分かりますが、上の写真の木材と色味などに大きな違いは見えません。これらを区別するために必要な措置なのです。
平成元年度から八年度に行った、保存修理の際には、「昭和十四年」と書かれた部材が確認されています。
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