令和6年10月
更新日:2024年12月10日
耐震補強のために、新たに土壁を作っていく所があります。
土壁の下地は竹を編んでできています。
職人さんの手編みです。
上の写真とは別の所ですが、下地が編みあがった状況です。
これから、ココに土を塗っていきます。
土壁の材料は、土に海藻から抽出するネバネバと、ワラやスサなどの繊維を混ぜ込み、発酵させたものです。
海藻から成分を抽出する時や発酵により、中々のニオイがします・・・。
割れや崩落防止のため、一度に塗りたい厚み分全てを塗るのではなく、両面を交互に乾燥状態を見ながら、複数回に分けて塗っていきます。割れ防止として他にも、土を塗った所に麻のネットを張ることもします。
土壁の見えない所にはこれだけの職人さんの手間がかかっています。
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