平成26年度「くさつ景観グランプリ」受賞広告物の決定
更新日:2017年1月12日
「くさつ景観グランプリ」とは
平成24年10月に草津市景観計画を施行して2年が経過しました。
また、草津市屋外広告物条例は平成25年1月から施行され、2年が経過しようとしています。
これらの施策において、基本理念や景観づくりの方向性を規定し、皆様にもお知らせしているところですが、今回、より皆様に草津市の景観について、関心や興味を持っていただけるよう、地域景観の向上に貢献された取り組みを表彰する制度を設けました。
「くさつ景観グランプリ」は『景観部門』、『まちづくり・まちなみ部門』、『屋外広告物部門』の3部門で構成し、第1回目となる今年は『屋外広告物部門』について表彰しました。
部門の分類
- 景観部門(景観づくりの活動を表彰)
- まちづくり・まちなみ部門(景観に配慮して設計された建築物やまちなみに対して表彰)
- 屋外広告物部門(景観に配慮した広告物を表彰)
屋外広告物部門
歴史的デザイン賞
再現することが容易でなく、歴史的なまちなみ景観の形成に寄与する広告物であること(2年に1回選考 平成26年度が初回)
都市デザイン賞
都市的な洗練されたデザインであり、都市景観の形成に寄与する広告物であること(2年に1回選考 平成27年度が初回)
景観協力賞
コーポレートカラーを落ち着いた色に改善したり、既存の広告物を改修するなどし、景観に配慮した取り組みであること
『これからのくさつ』景観広告賞
大学生がフィールドワーク、ワークショップを実施し、大学生の目線から見て、優良な広告物、「これからのくさつ」に必要であり残していくべき広告物を選定
以上の4つの賞があり、今年は「歴史的デザイン賞」、「景観協力賞」、「『これからのくさつ』景観広告賞」を決定しました。
表彰式
「くさつ景観グランプリ」の表彰式は、平成26年11月29日に開催した、「東海道サミット」内にて行いました。
市長より、受賞者に賞状と、副賞の楯を手渡しました。
受賞広告物
山崎正史さん(立命館大学名誉教授)、石川亮さん(成安造形大学 附属近江学研究所研究員)、若林武彦さん(滋賀県広告美術協同組合 理事・広告景観委員長)、柏木知香さん(成安造形大学学生)、小西佐枝さん(立命館大学学生)、八杉淳さん(草津市草津宿街道交流館長)、計6名の審査員が審査をしました。
歴史的デザイン賞(1点)
太田酒造株式会社(草津三丁目)
歴史的デザイン賞は、その賞にノミネートされた10個の広告物について審査員が現地調査を行い、また市民投票の結果も加味したうえで決定しました。
景観協力賞
南草津郵便局(南草津三丁目)
下地の色と文字色を反転し、まちなみに調和した閑静な雰囲気を創出
ケーズデンキ草津南店(新浜町)
コーポレートカラーである赤から茶色系に変更し、屋外広告物の下地の色と文字の色を反転したことで、全体的に落ち着いた雰囲気となり、まちなみとの調和を感じさせる
century21 sublime不動産販売南草津店(野路四丁目)
コーポレートカラーである明るい黄色系から白系の色彩に変更することで落ち着きのあるまちなみを創出
「これからのくさつ」景観広告賞(草津・南草津各エリア1点)
花谷三味線店(草津エリア/草津三丁目)
格子を三味線とばちに形どった、三味線店の広告物。大学生たちはこの広告物に、派手な装飾はないにもかかわらず、醸し出す大きな存在感に魅力を感じました。
古川酒造有限会社(南草津エリア/矢倉一丁目)
ガラス戸に酒銘と店名を描いた、酒造店の広告物。選定を行った大学生は、この広告物の透き通った様子から、日本酒の透明感を感じたといいます。
今年度の「『これからのくさつ』景観広告賞」の選定は、大津市と共同で実施しました。草津市にある立命館大学と、大津市にある成安造形大学の学生で混合グループを作り、草津・南草津・瀬田・石山の4つのエリアに分かれ、フィールドワークおよびワークショップを行いました。エリア毎に2点選定後、プレゼンテーションを行い、参加学生全員の投票によって、1点に絞りました。
今後の取り組み
来年度以降も「くさつ景観グランプリ」を実施し、市民・業者の皆様により関心を持っていただけるよう努めてまいります。
平成26年度 くさつ景観グランプリ冊子(PDF:5,427KB)
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お問い合わせ
都市計画部 都市計画課 景観係
〒525-8588 滋賀県草津市草津三丁目13番30号
電話番号:077-561-6507
ファクス:077-561-2486