はしかわ市長のだいすきくさつ(令和7年10月)
更新日:2025年10月1日
文章は、「広報くさつ10月号」に掲載された内容です。
働き世代の健幸
朝夕の風に秋の気配を感じるこの頃、皆様お元気でお過ごしでしょうか。市の木であるキンモクセイもオレンジ色の可愛らしい花を咲かせ、辺り一帯に特徴的な甘い香りを漂わせます。この香りで秋の訪れを感じる人も多く、日本の三大芳香木の一つに数えられています。公園や街路樹として植えられている場所も多いため、近所で香りを感じながら散策するのもお勧めです。
さて、市では、誰もが生きがいをもち、健やかで幸せに暮らすことのできるまち「健幸都市くさつ」の実現に向けて、これまでから、自身の健康状態や健幸情報を知ることができるくさつ健幸ステーションの市内各所への設置や、健康増進や食育推進のためのレシピを掲載する草津市クックパッド公式キッチン「草津・たび丸kitchen」のレシピの掲載、日常生活を「健幸」に過ごすヒントを学べる体験型イベント「みんなの健幸フェア」の開催など、色々な取り組みを進めてまいりました。
9月19日に行われた市民公開講座では、市民の健幸づくりのきっかけとなるように制作した運動プログラム動画を、お披露目いたしました。本市は、健康上の問題で日常生活が制限されることなく過ごせる健康寿命が、全国の市区町村の中でもトップクラスですが、これには高年期だけでなく、壮年期・中年期の取り組みも重要です。また、毎年実施している「市のまちづくりについての市民意識調査」では、青年期から壮年期の働き世代は、運動習慣のある人が比較的少ないことが分かりました。令和5年度から2年間をかけ、立命館大学と「働き世代の健幸」に係る共同研究を行う中で、強度の高い運動と低い運動を繰り返し行う「高強度インターバルトレーニング」が、最も効果的であることが分かりました。
「高強度インターバルトレーニング」は、5分間歩行によるウオームアップ後に、高強度の運動2分間、低強度の運動3分間を1セットとして計8セット、合計40分間の格闘技系エクササイズをした後、クールダウンに5分間歩行を行います。動画は市公式YouTube「くさつチャンネル」に公開しており、フルバージョンの他、時間がない方向けの20分程度のミドルバージョン、運動に自信がない人や動きの練習をしたい方向けの5分程度のショートバージョンもあります。
動画には、市役所や大学、湖岸など、さまざまなロケーションの背景が映し出される仕組みとなっており、より楽しみながら、運動することができます。私もアバターとして登場し、皆様にエールを送ります。さあ、私と一緒に「健幸」をめざしていきましょう。
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