草津市市制施行70周年 記念給食
更新日:2024年12月16日
草津は農作物の名産地
草津市は、JRの駅前にマンションが立ち並んだり、国道や高速道路のインターチェンジがあったりと、にぎやかな面を持ちながら、琵琶湖側では関西有数のビニールハウス群があるなど、農業が盛んなことでも知られています。
草津市産の名品が集まる草津ブランドにも選ばれている、草津あおばなや草津メロン、近江草津米、琵琶湖からすま蓮根、琵琶湖元気アスパラなど、多くの野菜や近江米などが育てられています。
草津の野菜で給食を作ろう
子どもたちが、草津市の農作物や農業に携わる方々に関心をもち、食の大切さを学ぶこと、さらには市への郷土愛が育まれれば、との思いのもと、市立中学生のみなさんに給食のメニューを考えてもらうことになりました。
ルールは草津市産の食材を使用すること。
ただ、使えばよいというものではありません。
そのため、各中学校では、出前授業をしたり実際に食材に触れたりしながら、食材の特徴や栄養バランスなどを学び、給食として提供するうえでのポイントも学習しました。
メニュー決定!
募集が締め切られた9月、686点もの応募がありました。
10月には立命館大学 食マネジメント学部、クサツエストピアホテル、ホテル ボストンプラザ草津の方々の審査会で5点に絞られ、児童生徒による投票でついにグランプリが決定しました!
グランプリメニュー
グランプリを受賞されたのは、松原中学校2年生の本田さん。
タイトルは「草津給食」~みんなで食べたい!おいしい給食~
近江牛を使ったコロッケと愛彩菜のナムル、ピリ辛豆乳麻婆豆腐にご飯はもちろん近江米。
1品に1つ以上の地場産物を使い、五大栄養素全てをバランスよく入れ、
赤・黄・緑など彩りの良さも工夫されています。
表彰式
12月4日の放課後、市役所で行われた表彰式には、グランプリの本田さんをはじめ、準グランプリの玉川中学1年生の内山さん、優秀賞の新堂中学2年生木下さん、玉川中学1年生深田さん、松原中学2年生三好さんが参加されました。
受賞者一人ひとりに賞状が手渡された後、緊張しながらも、市の特産や栄養バランスなど学習したことや、献立に込めた思いなどをしっかりと市長に話していました。
それは、「みなさんの考えたメニューもぜひ食べたい」と市長が言うほど、熱い思いが伝わるものでした。
いざ!給食!
12月10日。草津市立小中学校20校全校でグランプリメニューが提供され、草津市長と草津市教育委員会教育長も草津小学校4年生児童と一緒に記念給食を味わいました。
児童からは、「給食に近江牛はめったにでないし、衣がサクサクでおいしかった。点数を付けるなら120点!」という感想が聞かれました。
他の教室でも「めっちゃおいしい!」とあちらこちらから声が上がり、おかずはすべて完食されていました。
中学生のみなさんが考えてくれたメニューと笑顔でおいしそうに食べる姿が、みなさんの記憶に残り、
大人になったときに良い思い出のひとつとなることを願っています。
