こんにちは市長です(平成28年8月4日開催分)
更新日:2016年8月29日
市長が、まちづくり活動をしているグループや個人などと対話する「こんにちは市長です」の概要を、広報課でまとめたものです。
日時
平成28年8月4日(木曜) 午後2時から午後2時30分まで
場所
草津市役所 市政談話室
相手方
佐々木 一好さん(木川町在住)
主な対話内容(内容は、広報課で編集しています)
橋川市長
本日は「こんにちは市長です」にお申込みいただき、誠にありがとうございます。ご意見をお聞かせいただき、よいまちづくりを進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いします。
佐々木さん
よろしくお願いします。草津の商店街について、アーケードもとられ明るくなりましたが、今回、申し込み後に再開発事業も展開されるとお聞きしまして、今回の提案場所と重複してしまったところはございますが、商店街の活性化について提案させていただきます。
グルメ番組等でもとりあげられておりますが、大阪環状線の各地では、商店街を活用したグルメ店街が展開され、まちがにぎわっています。私の同級生に草津愛彩菜の生産者がいます。多くの所に出荷されていますが、これをぜひ草津の商店街に取り入れて、観光客を呼ぶしかけを創出してはどうかと考えます。県内では長浜の北国街道や彦根のキャッスルロードのように、グルメも含めた、観光客を呼び込める商店のイメージです。それには経費もかかりますので、すぐには難しいとは思いますが、中長期のビジョンの中で考えていただければと思います。
橋川市長
大阪環状線での事例もあげて、良い提案をしていただきありがとうございます。グルメ店街にして多くの観光客を呼び寄せることは私も同感です。ありがたいことに草津駅は、長い間、県内で一番乗降客数が多い状態で、去年のデータでは、草津駅と南草津駅が逆転したわけですが、それでも草津駅については5万7千人と、一昨年よりも増えております。このような地の利がありますことから、草津駅に降りて食事をしていただく、また草津川跡地を含め、回遊していただきたいと考えています。
現在の状況は、草津川跡地より北側は、飲食店が立ち並んでおり、グルメ店街といった形です。一方、南側の商店街については、活性化が課題でして、今後、大路の再開発事業が行われることで、人の流れがどのようになり、どのように南側に誘導するかというところです。
現在、草津川跡地を利用して、まちなかのにぎわいを創出しようと整備を進めています。具体的には、JRから国道1号までの中心市街地の区間と、浜街道から琵琶湖側に向かっての区間を優先的に整備しておりまして、来春にオープンします。市街地部では、飲食が2店舗、健康志向が高まっていますのでフィットネス系のテナント、合計3店舗がオープンします。そこを利用していただく、そしてその利用者をさらに南側にも誘導していきたいと考えています。
また、まちづくり株式会社が空き店舗を利用したテナント事業を進めておりまして、現在、2店舗開設されまして、さらにこの事業を進めていきたく、市の方も財政的な支援をしていこうと思っています。
さらには、市も支援しながら商工会議所で草津バルを毎年、秋に実施いただいております。昨年も40店舗参加されており、その日は割安で飲食できるイベントで、5年ほどになりますが非常に人気があります。大きなPRにもなり、その後も恒常的に利用していただくことにつながる効果的な事業だと思っています。
このような手法で、グルメ店の誘導を進めていきたいと考えています。
佐々木さん
現役で仕事をしておりましたときは全国各地を回っていました。グルメでも特にこだわりのあるところが最近は人気があると思っています。食へのこだわりは二極化しているとは思いますが、わざわざ行きたくなるような飲食店がよいのではないかと思っています。インターネットで探してでも、現地に行くと、地元の方にお勧めのところを尋ねて行くようにしています。大阪まで出なくても、草津でこだわりのあるおいしい食事ができるようなところがあると良いと思っています。
橋川市長
商工会議所等も含め、情報交換していただき、市の良いお店などをアピールしていただければと思います。
それと愛彩菜の話が出ておりましたが、熱心にご尽力いただき、おかげさまで大阪市場でも販売されていますし、市の方も、JAと協働して、草津ブランドとして売り出していこうと動いています。昨年度末に、愛彩菜の他に、メロン、アスパラガス、匠の夢のお米、アオバナ、ホンモロコの6種類を第1号に認定し、PRしています。
また、アル・プラザ草津や近鉄百貨店草津店等でも野菜マルシェを行い、人気商品として多くの方にお買いあげいただいていますし、愛彩菜については、紅彩菜・潮彩菜と3種類の葉物のコマーシャルソングも作っていただき、積極的にPRしています。
佐々木さん
コマーシャルソングは、ラジオで聞いたことがあります。
橋川市長
最近では、セブンイレブンさんが、愛彩菜を入れたおにぎりを、県内の約220店舗で販売されましたが、たいへん人気がありまして、現在、生産の関係で販売終了となりました。これを、定番商品にしていただけないかと要望しています。
佐々木さん
私が勤務しておりました会社の食堂のサラダバーにも出ており、とても美味しかったです。
橋川市長
社員さんも食べていただくことで口コミの広がりにもなりますね。
また、愛彩菜ふりかけやドレッシングといったものにも使われており、6次産業化して付加価値を高めて努力していただいておりますので、市としても全面的に協力していきたいと思っています。
現在、農業が厳しいところではありますが、付加価値を高めて儲かる農業にしていくことで、担い手不足や高齢化などの課題の解消、移住者で農業するよという方の拡大など、展開が期待できることから、まずは販路開拓を進めていきたい。そのためにいろんなところにPRしていきたいと考えています。
佐々木さん
商店街の活性化については、たいへんよくわかりました。一方スポーツですが、私は野球をしており、草津の還暦野球に所属し事務局をしています。特にグラウンドの確保が大変です。現在、中学校等のグラウンドをお借りしていますが、草津と同じような自治体では、体育館等は郊外にあります。野村運動公園の整備もお聞きしていますが、整備には費用もかかりますので長期的なスパンで、駅周辺ではなく郊外にも広めてはどうでしょうか。これからのまちづくりでは、スポーツを視野に入れた取り組み等が進んでくると思います。
橋川市長
郊外での展開と駅周辺での展開、市として、両面考えていかなければいけないと思っています。今、お話いただいた野村運動公園は、駅に近く体育・スポーツ関係の施設ではありますが、併せてイベントでも使うと、駅から歩いていける距離ですので、集客施設として大いに期待できるものです。このことから、建て替えをしてアリーナ面積も広げながら、またグラウンドも拡充して、中心部での経済活性化やにぎわいづくりにつなげていきたいと考えています。
また、郊外については、グリーンスタジアムがありますが、フェンスを高くして硬式野球ができるように整備したり、草津川跡地の琵琶湖側にグラウンドゴルフができるように場所を確保するなど、一気にはできませんが、スポーツできる場所の拡大に努めていきたいと思っています。そうすることで、健康で長生きできるようなまちづくりにつなげていきたいと考えていますので、健康づくりなどへのご支援をお願いしたいと思います。
佐々木さん
それならば、烏丸半島の管理は水資源機構ですが、中央の空閑地の部分について有効利用もできないかと思ったりします。
橋川市長
その場所は、以前からさまざまなお話は出ていますが、実現には至っていない状況です。しかしながら、たいへん貴重なよいロケーションでありますことから、民間企業への情報提供も含め、滋賀県や国への働きかけをしているところです。
佐々木さん
物販も含め、草津市周辺でいくと、一番、絶好の場所だと思います。
橋川市長
毎年、イナズマロックで10万人の方がお越しいただいておりますが、良かったなと喜んでお帰りいただくのは、それだけの値打ちのある場所だと思いますので、がんばってまいりたいと思っています。
佐々木さん
ありがとうございます。本日は、たいへん貴重な時間をいただきましてありがとうございました。
橋川市長
こちらこそ、貴重なご意見をありがとうございました。これからもよろしくお願いします。
