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草津市歴史文化基本構想シンポジウムを開催しました

更新日:2019年4月3日

本市に存在する文化財を、指定・未指定に関わらず幅広くとらえて、的確に把握し、文化財をその周辺環境まで含めて、総合的に保存・活用するための基本方針となる草津市歴史文化基本構想を策定しました。
当構想について市民の皆様に理解を深めていただくため、「草津市歴史文化基本構想シンポジウム 守り、育み、活かす 草津の歴史文化」を平成31年3月21日午後2時より開催しました。
当日の参加者は113名を数え、お招きした先生の御講演等により、草津市の歴史文化の魅力やまちづくりの展望等についてお話をいただきました。

草津市歴史文化基本構想シンポジウム

京都大学名誉教授 金田章裕 先生 「草津市歴史文化基本構想について」

草津市歴史文化基本構想策定委員会(以下、策定委員会といいます)の委員長を務めていただいた金田先生より、草津市歴史文化基本構想の概要を説明していただきました。
そして、本市の特徴として、琵琶湖に面し平野部と丘陵部に分かれる地域であるという地形的な説明を頂いたのちに、当構想の策定にあたって審議を行った策定委員会での議論について触れていただきました。
策定委員会では本市の歴史文化を「生産の歴史文化」、「信仰の歴史文化」、「街道の歴史文化」の3つの「歴史文化の特徴」でとらえ、それらを細かく11のテーマに分けて本市の歴史文化の分類・整理を行いました。そしてそれらを5つの地域に区切って範囲設定し、歴史文化保存活用区域という、本市の特徴的な文化財がまとまっている範囲を設定したことを説明していただきました。

早稲田大学名誉教授 宮口とし廸 先生 「歴史文化基本構想と地域を活かしたまちづくりについて」

(宮口先生の御芳名の一部をひらがなで表記しています。「とし」は人偏に「同」という漢字です)

まちづくりの専門家としての視点から、草津市が人口が増え続けており、20代の若者の割合も多い全国的に見ても珍しい町であることをまず説明されました。しかし、人口が多いから「いいまち」であるというわけではなく、かつて全国的に人口が増加していた頃は、文化に興味が十分には向けられていなかった時期があったことを指摘されました。
そして、草津市を見ると、追分道標や史跡草津宿本陣等のすぐ横でマンション建設が続いており、都市化とのバランスなど課題があることを述べられました。
開発が進む草津市と対照的に古い町並みを残す長野県の妻籠宿を例にとり、妻籠には町並みが残っているが人口減少が続いていることから、まちなみは妻籠の方が良いかもしれないが、妻籠に比べて草津には「人」が多くいるので、この人材をまちづくりに活かせるよう取組を進める必要があることを説明されました。
人の力というのは人が多ければよいのではなく、人と人とがうまくつながり連携することで力となるので、その仕組みづくりが草津市の課題であり、その1つの方法として「この指とまれ」と、誰かがテーマを決めてグループを作っていくことで交流を深める「テーマコミュニティ」の創出を提案していただきました。

キッズシネマ塾「木瓜原遺跡―古代製鉄所を訪ねて-」上映

本市の文化財を活かした取組として、映画制作を通じて、草津の文化を見つめなおすとともに、市内外に草津の魅力を発信するキッズシネマ塾で制作した映画を上映しました。
今年は立命館大学びわこ・くさつキャンパスの地下に保存されている古代の製鉄所跡を舞台にしたストーリーで映画を作成しました。

パネルディスカッション「草津の歴史文化―その魅力とまちづくり」

コーディネーター:京都大学名誉教授 金田章裕先生
パネラー:早稲田大学名誉教授 宮口とし廸先生、京都大学総合博物館館長 岩崎奈緒子先生、草津市長 橋川渉
(先生の御芳名の一部を常用漢字またはひらがなで表記しています。宮口先生の「とし」は人偏に「同」という漢字です)

草津市歴史文化基本構想の概要を御説明いただいた金田先生、御講演をいただいた宮口先生に加え、策定委員会の副委員長を務めていただいた岩崎先生、草津市長を加えパネルディスカッションを行いました。
草津市の歴史文化に関する取組を振り返りながら、まちづくりに焦点をあてて議論が交わされました。テーマコミュニティの取組方や他市町での取組事例、歴史文化を活用するための方法等、多岐にわたりアイデアをいただきました。
さらに、これまで行われてきた取組だけでなく、これからは寺社の境内で演劇を行う等、他市町では新しい取組が進んでいる事例があるので、草津市でもこれからは様々な活用方法を検討していった方がよいという御提案をいただきました。

アンケート結果

本シンポジウムでは、参加者の興味・関心等を調べるためにアンケートに御協力をいただきましたので、アンケート結果をお知らせします。

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お問い合わせ

教育委員会事務局 歴史文化財課 文化財保護活用係
〒525-8588 滋賀県草津市草津三丁目13番30号
電話番号:077-561-2429
ファクス:077-561-2488

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