マダニ等が媒介する感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」について
更新日:2021年3月18日
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)とは
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)は平成23年に初めて中国で報告されたウイルスによるダニ媒介性感染症です。
国内では、平成25年1月に海外渡航歴のない方がSFTSに罹患していたことが初めて報告され、それ以降、60歳以上を中心に毎年60~100人程度の患者が全国で報告されています。
感染経路はマダニ(フタトゲチマダニなど)を介したものが中心とされていますが、ウイルスに感染した犬や猫に咬まれたり、血液等の体液に直接触れることで感染することも報告されています。
潜伏期間・症状について
潜伏期間は、ダニに咬まれてから6~14日とされています。
主な症状は、発熱、消化器症状(食欲不振、嘔気、嘔吐、下痢、腹痛)、筋肉痛などです。
予防について
マダニに咬まれないようにしましょう!
草の茂ったマダニの生息する場所に入る場合には、長袖、長ズボンを着用し、サンダルのような肌を露出するようなものは履かないことなど、マダニに咬まれないよう予防してください。
野外活動後は、マダニに咬まれていないか確認しましょう!
マダニに咬まれた場合は、数日間、体調の変化に注意しましょう。発熱、発疹の症状が見られたら、早めに医療機関を受診し、マダニに咬まれた可能性があることを医師に伝えましょう。
野生動物などの接触にも注意しましょう!
- 野生動物は、どのような病原体を保有しているか分かりません。野生動物との接触は避けてください。また、動物の死体等に接触することは控えましょう。
- 動物(犬や猫)を外でも飼育している場合、過剰な触れ合い(口移しでエサを与えたり、動物を布団に入れて寝たりすることなど)は控えてください。また、動物に触ったら必ず手を洗い、動物に付着したマダニは適切に駆除しましょう。飼育している動物の健康状態の変化に注意し、動物が体調不良の際には、咬まれたり舐められたりしないように細心の注意を払いながら、動物病院で診てもらって下さい。
- 体に不調を感じたら、早めに医療機関を受診してください。受診する際は、ペットの飼育状況やペットの健康状態、また動物との接触状況についても医師に伝えてください。
その他、詳しいことは厚生労働省のホームページをご確認ください。
厚生労働省|重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について(外部リンク)
厚生労働省|重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に関するQ&A(外部リンク)
お問い合わせ
健康福祉部 健康増進課 健康増進係
〒525-8588 滋賀県草津市草津三丁目13番30号
電話番号:077-561-2323
ファクス:077-561-0180