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平成29年 年度始め訓示

更新日:2017年4月3日

*この文章は、市長から職員に向けたメッセージです。

タイトル

寒さ厳しい冬が去って、うららかな陽春の訪れが感じられる季節になってまいりました。
そういった中、新たな出会いや新生活のスタートとなる本日、草津市役所においても39人の新規職員を迎え、嘱託職員や臨時職員の皆さんも併せて約1,400人の体制で平成29年度の市政を運営していくこととなりました。
正規職員においては総勢768人のうち近年の大量退職に伴い、20代、30代の若い世代の職員が過半数を占める状況でありまして、経験と知識の豊富なベテラン職員と希望や想像力に満ち溢れた若い職員が共に力を合わせ、個々の職員力と全体としての組織力を存分に発揮していただいて、困難な課題に対して果敢にこの一年取り組んでいただきたいと思います。

今年度は第5次草津市総合計画の第3期基本計画のスタートの年であります。予算編成においても将来の持続的な発展を見据え、早期に取り組むべき重点施策である「防災・安全のまちづくりの推進」、「教育の充実」、「子育て支援の充実」、「高齢者福祉の充実」、「スポーツ健康づくりの推進」と、総合計画のリーディングプロジェクトである「健幸都市づくりの推進」、「まちなかを活かした魅力向上」、そして「コミュニティ活動の推進」を着実に推進する、草津の未来を切り拓き未来を築く積極型予算を編成し、これを執行するところであります。

そして、これらの将来を見据えた施策事業を進めていくために、職員の皆さんがそれぞれの分野は勿論のこと、大所高所に立って積極的に市政に関わる姿勢を持ち、皆さんが互いに協力して、皆さんの力を存分に発揮していただくことをお願いするものでございます。

昨年度から、私とグループ長の2人だけでの対話を30数回続けてきておりますが、その中で大きく2つ感じたところがありました。
一つは、グループ長の皆さんが市民福祉の向上に熱い情熱と、そして将来を見据えた視点を持っていただいていることに非常に安心した事、反面、もう一つは、職場での忙しい状況から業務負担の偏りを感じていたり、新しい仕事に対する抵抗感など、ややもすればやらされ感や疲弊感が感じられる職場実態があるという事であります。
昨年にイクボス宣言を行い、また働き方改革も現在進めておりますが、これは決して単なる時間外労働の削減や人件費の削減が目的というものではありません。
今年度からは、業務の効率化を図るとともに、業務自体を見直し、働き方改革に本格的に取り組む年としたいと思います。従来の社会ニーズに照らし合わせて行ってきた事業を減らしたり、止めたりもしくは事業の組換えなどにより、新しい社会ニーズに対応していくための作業を行ってまいります。
よく洋服ダンスに例えられますが、新しい服を買えばそれを洋服ダンスに入れますが、流行や志向が変わるたびに新しい服を買えばまた洋服ダンスに入れていくはずです。それを繰り返しますとやがて洋服ダンスは満杯になってしまいます。そんな時皆さんはどうされますでしょうか?
もう流行に遅れた服を別の場所に移すか、何らかの処分をしていくのではないでしょうか。このように満杯状態を避けるために考え、自然に行動に移していることだと思います。

同じことが組織経営においても言えると思います。
経営学者のピーター・ドラッカーは、次のような言葉を残しております。
「成果をあげる者は、何に時間をとられているかを明らかにすることからスタートする。成果をあげるための第一歩は、実際の時間の使い方を記録することであり、その記録を見て、スケジュールを組み替えていかなければならない。」
また、仕事の優先順位の重要性については、「古いものの計画的な廃棄こそ、新しいものを強力に進める唯一の方法である。すべての仕事について、まったくしなかったならば何が起こるかを考え、何も起こらないのであれば、その仕事は直ちに廃止すべきである。」と言っております。

どうかこの一年、将来を見据え持続可能な組織づくりを目指して、職員の皆さんが一丸となって取り組んで頂くことをお願いし、年度始めの訓示といたします。

お問い合わせ

総合政策部 秘書課 秘書係
〒525-8588 滋賀県草津市草津三丁目13番30号
電話番号:077-561-2303
ファクス:077-561-2483

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