ユネスコ無形文化遺産「風流踊」登録記念講演会
更新日:2023年1月29日
2023年1月29日
13時30分 ユネスコ無形文化遺産「風流踊」登録記念講演会に出席し、御挨拶しました。
このたび、滋賀県内から「近江湖南のサンヤレ踊り」と「近江のケンケト祭り長刀振り」が、「風流踊」(ふりゅうおどり)としてユネスコ無形文化遺産に登録されました。
「風流踊」に込められた共通の思いとは、「様々な災いからの無事を祈り、地域の人々が互いに協力をして、安寧な暮らしを願う」というものであり、ユネスコに評価いただいた要因は、「風流踊」に込められたこのような思いが、世代を超えて長年にわたり伝承されていくことを通して、人々の地域社会への愛着と帰属意識を高める効果を有していることにあります。
「草津のサンヤレ踊り」は草津市内7つの地区で継承されておりますが、各地区の踊りに多くの共通点がある一方、衣装や道具、踊りの所作などには、それぞれ固有の特色があり、長年にわたり各地域で伝統の手法を受け継いでこられたことがうかがえます。
今回のユネスコ無形文化遺産への登録を契機に、地域社会の結束力が高まるとともに、今後、人々の民俗芸能への理解がなお一層深まっていくことをお祈り申し上げました。
