はしかわ市長のだいすきくさつ　出会いの365日（平成28年11月）

　文章は、「広報くさつ11月1日号」に掲載された内容です。

　スポーツ、芸術、読書、食欲の秋…。市内では、ふれあい祭りや運動会、文化祭とさまざまな催しが行われていますが、地域でお会いした皆様の輝く笑顔から、元気なまちの源は、なによりも市民の皆様お一人お一人の力のおかげであると感じているところです。

　さて、今年は、草津宿本陣の一般公開から20年。江戸時代、宿場町として栄えた草津を代表する史跡で、大名や公家などが利用した特別な宿として、現存している本陣では国内最大級です。

　平成元年から8年かけて、大規模な保存修復工事を行い、往時の姿を取り戻しました。また、新たに発見された皇女和宮を迎えたときの改修記録絵図（注釈）など、訪れる人をタイムスリップしたような気分にさせてくれる貴重な資料も数多く残されています。

　現在は、建物の公開だけでなく、歴史や伝統を体感できる事業や、落語会、伝統楽器の演奏会、ホテルなどとの共催で結婚式に活用するなど、さまざまな取り組みを進めています。

　今月4日と5日の街あかりでは、やわらかなあかりを灯し皆様をお迎えします。ぜひこの機会に、本陣をはじめ、いにしえの街道で繰り広げられた物語を感じてみてください。

（注釈：詳しくは、広報くさつ11月1日号の歴史ギャラリーをご覧ください）