5月31日は世界禁煙デーです
更新日:2026年5月25日
5月31日は世界禁煙デーです
世界保健機関(WHO)は、昭和45年にたばこ対策に関する初の世界保健総会決議を行い、平成元年には5月31日を「世界禁煙デー」と定め、喫煙しないことが一般的な社会習慣となることを目指した「たばこか健康かに関する活動計画」を開始しました。
また、厚生労働省においても、世界禁煙デーからの1週間を「禁煙週間」と定めています。
令和8年度は、「みんな知っている?たばこのルール」を禁煙週間のテーマとし、禁煙および受動喫煙防止の普及啓発等が実施されます。
この機会に、たばこはなぜ健康に悪いのか、周囲にどんな影響を与えてしまうのか、ぜひ考えてみましょう。
たばこについて

たばこの消費量は近年減少傾向にありますが、過去のたばこ消費による長期的な健康への影響と高齢化により、たばこ関連疾患による死亡者数は年々増加しています。
喫煙は、がん、循環器疾患、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、糖尿病に深く関連し、「喫煙率の低下」と「受動喫煙への対策」等、喫煙対策をすすめる必要があり、第3次健康くさつ21では、生活習慣の改善のひとつとして禁煙への取組を挙げています。
たばこと健康
たばこには5,300種類以上の化学物質と70種類以上の発がん物質が含まれており、がんのリスクが高まることはよく知られていますが、実はたばこは糖尿病とも関連していることを知っていますか?
たばこを吸うと糖尿病にかかりやすいことが、国内外の多くの研究によって明らかにされており。たばこを吸う人は、糖尿病に関係する他の要因( BMI・ 身体活動・ 飲酒など)を調整しても、2型糖尿病に1.4倍かかりやすいことが報告されています。
また、喫煙本数が多いほど糖尿病になりやすく、禁煙した人ではリスクの低下がみられています。
喫煙すると糖尿病になりやすいのは、喫煙が「交感神経を刺激して血糖を上昇させる」ことと「体内のインスリンの働きを妨げる」という2つの作用が関係していると考えられています。
未成年の喫煙による健康への被害
喫煙開始年齢が早いほど、健康被害が大きく、またニコチン依存も強くなります。
このため、成人年齢が18歳に引き下げられても、法的に喫煙できる年齢は20歳が維持されています。
また国内外の研究から、喫煙開始年齢が早いほどがんや心血管疾患などたばこに関連する病気になりやすく、若くして亡くなるリスクが高くなることが明らかになっています。
禁煙するとどんないいことがある?

禁煙による健康改善は若いうちに禁煙するほど効果がありますが、30歳までに禁煙すれば、元々禁煙しなかった人と同様の余命が期待できることや、50歳で禁煙しても余命が6年長くなることが分かっています。
また、長年喫煙をしていても、禁煙するのに遅すぎることはないといわれており、禁煙することで誰もが健康改善の効果を期待できます。
喫煙をしている方にとって、禁煙することは大変と思うかもしれませんが、禁煙すると次のようなメリットがあります。
(1)免疫力アップ
喫煙は両方の免疫を低下させますが、禁煙することにより改善します。
(2)心臓血管死の危険性の低下
さらに体重増加を抑えた方ほど効果が大きく見られます。
(3)その他の病気や合併症リスクの低下
特に現在糖尿病治療中の方であれば、禁煙によって重症化を防ぐことができます。
他にも、喫煙は様々ながん、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、肺炎、メタボリック症候群、歯周病などの原因となり、脂質異常症やぜんそくの状態を悪化させますが、禁煙することでこれらの病気のリスクも減少します。
(4)経済的負担の減少
(5)肌の老化・薄毛の防止
出典:全国健康保険協会 山梨支部
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