令和7年度 1学期「スクールESDくさつ」ダイアリー
更新日:2025年6月30日
市内の小中学校で1学期に実践されたESDに関する学習活動を紹介します
6月25日(水曜) 老上小学校6年生 地域とのつながりを考える
「老上学区に地域のつながりはあるだろうか。」過去3年間の総合的な学習の時間での学び(花プロジェクト、地域防災、米の魅力)をベースにこどもたちは自らの「老上学区のつながり感」を発表し、さらにはロイロノートを使ってクラスの様々の意見の「整理・分析」を行いました。グループでの話し合いを通して、自分と友だちの分析結果を交流させながら、自分たちの「地域のつながり」についての学びを一層深めることができました。
6月17日(火曜) 志津南小学校6年生 住み続けられるまちづくり
6年生が、志津南学区は40年以上前に造成されたことや少子高齢化が課題であることを学習しました。今日は、ボランティア団体「若草環境パワー」の方から、草刈りや空き家の庭木のせん定などに取り組み、若い人が入ってきてほしいという願いをもっておられることや、仲間づくりのために活動をされていることを聞きました。今後、自分たちのまちのためにできることを考えていきます。
6月13日(金曜) 教職員研修 第2回草津市ESDマネジメント会議 ESDティーチャー認証プログラム
ESDを実践していくための教員の資質向上に向け、今回から奈良教育大学のESDティーチャー認証プログラムとしてESDマネジメント会議を行います。今日は、中澤 静男 奈良教育大学特任・名誉教授から「SDGsの理解促進」「ESDの学習理論」をテーマに、持続可能な社会づくりの担い手を育むために大切な視点を教えていただきました。次回は、具体的な授業の計画を持ち寄り、話し合う予定です。
6月10日(火曜) 老上中学校3年生 論理的な思考力を磨くディベート学習
老上中学校ではESD学習カリキュラムに教科横断的な取組を積極的に導入・実践しています。今回、3年生の国語科でディベートの学習を行いました。担任の先生から冒頭、「相手をリスペクトして話す・聴くことがディベートのルールでありマナーです。」という言葉がありました。生徒たちは身近に感じられるテーマに基づいて、「自分なりの考えを自分の言葉で話す」ことを念頭に活発に討議を行いました。ESDの学習を通して身に付けたい「批判的に考える力」「コミュニケーション力」を磨く1時間になりました。
6月10日(火曜) 志津小学校5年生 湖魚やびわ湖の漁について知ろう
5年生は、食の環境について学習を進めています。今日は、滋賀県水産課の中嶋 拓郎さんから「湖魚やびわ湖の漁」についての話を聞きました。安曇川で水揚げされたアユを佃煮に調理し、試食しました。その後、琵琶湖の固有種や外来種の魚のことや、漁獲量が減少している課題などを教えていただきました。今後、それらの課題や湖魚についてさらに調べたり考えたりしていきます。
6月9日(月曜) 常盤小学校4年生 魚のゆりかご水田~生き物調査~
4年生が、志那中町環境を守る会の方の御支援で生き物調査に取り組みました。まず、琵琶湖博物館の方から世界農業遺産に登録された魚のゆりかご水田のことや、魚のとり方などの話を聞きました。また、田んぼの水路で採集したコイやニゴロブナなどを水槽に入れ、魚の特徴を教えていただき、体験を通して生き物への関心を高めていました。この経験を学習にいかしていきます。
6月6日(金曜) 笠縫小学校3年生 あおばな学習(こども園からの依頼)
隣接する笠縫こども園では5歳児が毎年あおばなを栽培しています。今回、その園児たちの「あおばなについてもっと知りたい」という願いが込められたビデオメッセージが、笠縫小学校の3年生に届けられました。菅 久美子園長先生から3年生にビデオメッセージが紹介され、こどもたちは5歳児全員の「あおばなについていっぱい教えてください」という思いを受け止めて、学びへの意欲と探究心を高めていきました。
6月4日(水曜) 新堂中学校1年生 新堂中学校区にある世界農業遺産について知ろう
1年生は、校区内の世界農業遺産の学習を進めています。今日は、琵琶湖の伝統漁法「えり漁」について志那漁業協同組合の方から話を聞き、今朝捕れたワカサギを試食しました。また、魚が田んぼに卵を産みにさかのぼり、稚魚となって琵琶湖に帰る「魚のゆりかご水田」での米作りについて志那中環境を守る会の方から話を聞き、魚のゆりかご水田の米を試食しました。さらに、滋賀県農政課の方から「えり漁」と「魚のゆりかご水田」を含めた取組が世界農業遺産に認定されたことや、漁獲量や漁師の減少などの課題を教えていただきました。今後、世界農業遺産の魅力について学習を進め、発信をしていく予定です。
6月3日(火曜) 老上小学校3年生 安全なまちづくり
3年生の総合的な学習の時間では、老上小学校区の「安全なくらし」に焦点を当てた学びを展開します。今日は校区巡りをして気づいた「学区の様子」を各自がマッピング技法を使って分析してみました。こどもたちから出された「人や車が多い→事故が増える」という共通のキーワードを基に今後様々な視点で「老上校区の安全」について考えていきます。
5月30日(金曜) 老上中学校2年 手作り葦簀(よしず)にチャレンジ
先日運動場で皮剥ぎを終えた葦(よし)を使って体育館で葦簀(よしず)作りに挑戦しました。近江八幡市のNPO法人「まるよし」の宮尾 陽介理事長の指導を受けながら、縦2.7メートル、横1.5メートルの葦簀を各クラス4枚ずつ完成させました。生徒たちはこの体験をきっかけに、これからもふるさと滋賀のよき伝統文化に触れながら、郷土愛に基づいた地域振興と持続可能な社会づくりに取り組んでいきます。
5月23日(金曜) 松原中学校1年生 ESDオリエンテーション
松原中学校の1年生が「松原ローカル学習」をスタートさせました。1年生は、コミュニケーションと主体性を大切に「琵琶湖」をテーマに身近な環境問題に取り組みます。本時のオリエンテーションでは、学習課題をつくる足掛かりとして琵琶湖から連想することをグループで「マッピング技法」を使ってまとめました。
5月22日(木曜) 矢倉小学校3年生 矢倉の魅力再発見! まちたんけんに出かけよう!
3年生は「やぐらのすてきを見つけよう」をテーマに学習を進めています。事前に「ふるさと矢倉の記憶絵の会」の方から回るコースのオリエンテーションを受けました。今日は、4つのコースに分かれ、「記憶絵の会」の皆さんから神社や寺、祭りなどの説明を受けながら、まちたんけんをしました。今後、「急がば回れ」発祥の地とされる道標など矢倉のすてきをまとめ、どのように発信していくか考えていきます。
5月22日(木曜) 南笠東小学校4年生 配食弁当のデザインを考えよう
南笠東校区には、80歳以上の高齢者537名の内、一人暮らしの方が90名おられます。南笠東学区民生委員児童委員協議会では、この方々に月1回昼食弁当を届ける活動をしておられます。4年生のこどもたちは、民生委員児童委員の岡田 やよいさんと若山 厚子さんから委員の仕事と配食サービスについて話を聞いた後、配食弁当の包装紙のデザインとメッセージを考えました。
5月19日(月曜) 志津小学校4年生 志津っ子エコマイスターをめざそう
4年生は、環境学習を進めており、今日は、環境文化フォーラム理事長の宮城 成和さんから「昔の生活と今の生活」をテーマに話をしてくださいました。明治時代の志津学区の地図から田んぼや畑が多かったことや、料理を作る燃料は家の近くのまきを使っていたり、遊び道具などは家で作ったりして、ごみがあまり出ない生活だったことを教えていただきました。今後、環境問題について自分たちができることを考えていきます。
5月16日(金曜) 山田小学校5年生 自分たちが考案したメニューが給食に
4年生の時に琵琶湖で捕れる魚を使った新レシピ考案し、学校給食センターに自分たちのアイデア料理を給食に採用してもらえるよう提案しました。そして、本日の給食に子どもたちがつくったオリジナルメニュー「小鮎のトマトソースがけ」が登場しました。また、学校給食センターの松本 保夫所長や地域コーディネーターの中島 民恵さんをゲストティーチャーに招き、「湖魚と給食」「山田学区と漁業」について話を聴きました。
5月14日(水曜) 老上中学校2年生 「老上三方よし学習」ヨシ簀(ず)づくり
今年1月、1年生の時に近江八幡市で自ら刈り取ったヨシを活用してヨシ簀づくりに取り組んでいます。この日は運動場でヨシの皮剥ぎを学年全体で行いました。今回のヨシ簀づくりは環境保全や地域資源の循環利用に取り組んでおられる「まるよし」の協力を得て実施します。そこで先生たちも講師を招いて事前の研修会を開催してヨシ簀について学ぶとともに、当日は生徒たちと一緒に皮剥ぎに汗を流しました。
5月13日(火曜) 山田小学校3年生 やさしい町づくり
地域で働く人々との交流を通して、自分たちが暮らす町のことをもっと知ろうと、3年生が「アスパラ名人」木村 桂さんのハウスを訪れました。子どもたちはアスパラガスが育つ様子を身近に観察しながら地域や自然を大切にしておられる木村さんの思いや願いに触れることができました。その後、教室に戻り、「発見したことや不思議に思ったこと」をみんなで話し合いながら学習をさらに深めることができました。
4月30日(水曜) 草津中学校2年生 草生タイムスタート
2年生は「草生タイム」で、「草津市未来計画~さらに草津~」をテーマに、地域の観光産業について、分析し深める学習を進めています。今日は、県の統計課員からデータ収集の方法と統計グラフにする方法を学びました。今後は、昨年度に県内観光地へフィールドワークに出かけて得た情報や収集したデータを生かして、統計グラフコンクールの応募作品づくりをしていく予定です。
4月16日(水曜) 常盤小学校4年生 ハスいっぱいプロジェクト
「水生植物公園みずの森」が隣接する烏丸半島の東側(赤野井湾)は、ハスの群生地でしたが、2016年にハスが突然消滅してしまいました。ハスの見どころを創出するため、みずの森では「ハスいっぱいプロジェクト」に取り組まれています。4年生が、そのプロジェクトに参加し、大きい桶に土と肥料と水を入れて混ぜた後、レンコンを植え付けました。6月ごろにきれいな花が咲くのを楽しみにしていました。
4月25日(金曜) 教職員研修 第1回草津市ESDマネジメント会議
市内全小中学校のESDマネジメントリーダーを対象に、ESDマネジメント会議を開催しました。ESDマネジメントリーダーの役割について話し合いました。昨年度の実践の紹介を聞いた後、グループに分かれて、ESD推進のために大切にしていることや工夫していることなどを交流しました。次回からは、ESDリーダーとしての研修を進めていきます。
5月8日(木曜) 松原中学校2年生 松原ファーム活用のための企画作り
松原中学校では今年度、ESDを軸とした「生徒の主体性とコミュニケーション力の育成」というテーマを掲げ、すべての教科でその実現に向けて「主体的・対話的で深い学び」の実現を追求する学習を展開しています。2年生は仲間と意見を交流しながら、松原ファームの有効活用のための企画を練っています。また、学びの中から生まれた疑問や課題については専門家から助言や指導を受けながら、3年目を迎えた「松原ローカル学習」に取り組んでいます。
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