はしかわ市長のだいすきくさつ(令和7年12月)
更新日:2025年12月1日
文章は、「広報くさつ12月号」に掲載された内容です。
よりよい共生社会をめざして
12月3日(水曜)から9日(火曜)までは障害者週間です。障害についての理解を深め、障害のある人があらゆる分野の活動に積極的に参加する意欲を高めることを目的に定められた、大切な1週間です。障害のある人もない人も、全ての人が自分らしく暮らし、活躍できる社会の実現をめざして、私も皆さんと一緒に考え、行動していきたいと思っています。
今年10月、滋賀県では全国障害者スポーツ大会、通称「障スポ」が開催されました。この大会は、障害のある選手が競技などを通じてスポーツの楽しさを体験するとともに、国民の障害に対する理解を深め、障害のある方の社会参加の推進に寄与することを目的に開催されています。私も、インフロニア草津アクアティクスセンターで水泳競技を拝見させていただきました。全国から多くの方々に参加いただき、真剣に取り組まれる姿や会場全体を包む温かい応援がとても印象的でした。
また、今年11月にはデフリンピックが日本で初めて開催されました。デフリンピックは、聴覚障害のある方々による国際的なスポーツ大会で、東京2025デフリンピックは100周年の記念すべき大会でした。草津市出身の選手も出場されました。
障害者スポーツは、障害の有無に関係なくスポーツの素晴らしさを共有し、互いを認め合う貴重な機会です。皆様にもぜひこの機会に、関心を持っていただきたいと思います。
草津市では、障害のある人もない人も互いに尊重し合い、共に支え合いながら暮らすことができる、よりよい「共生社会」をめざしていますが、その実現には、市民の皆様一人一人の「思いやり」と「行動」が欠かせません。障害に対する理解を深めることは、誰もが生きやすいまちをつくる第一歩です。この障害者週間をきっかけとして、家庭や職場、地域で、障害について話し合い、考える機会をぜひ設けていただければと思います。
共に支え合い、学び合い、障害の有無を超えた心のつながりが、草津市をさらに住みよいまちにしていきます。これからも共生社会の実現に向け、皆様と一緒に歩んでまいりたいと思います。
末尾になりましたが、寒さが一層増してまいりました。どうぞお身体を大切にお過ごしいただき、良いお年をお迎えください。




















