「草津ブルー」商標登録!!
更新日:2023年7月27日
草津といえば・・・
「草津って温泉で有名なところでしょ!」・・・、草津市民のみなさんが他県の方と地元の話をすると、必ずと言っていいほど言われるセリフ、草津あるある。とても残念な言葉です。
実際に、月に数回のペースでふるさと寄附の返礼品「温泉入湯券」が届かない、などのお問合せをいただきます。・・・草津市の返礼品ではありません。
市の花
草津市の花は?と聞かれて、どれくらいの人が「アオバナ」と答えられるでしょうか。
広報紙「広報くさつ」の裏表紙に掲載されていますが、実物を見る機会が少ないことも事実。
小学校や中学校では、アオバナを育てたり、採取した花を絞って青花紙を作ったり、学生のみなさんの方がなじみがあるかもしれません。
しかし、江戸時代後期に発表された歌川広重の浮世絵にもアオバナを摘む姿が描かれるほど、アオバナには歴史があります。
ツユクサの変種で、夏の朝に開花し、昼にはしおれてしまうアオバナ。摘み取りは早朝から始め、しおれるまでに終わらせなくてはなりません。薄く柔らかい花なので手作業でひとつずつ摘み取っていきます。
摘んだ花は花びら部分だけを集め、花の汁を絞り、何度も和紙に塗り込んで乾燥させ、青花紙になります。水で色が落ちる特性を生かして、おもに友禅染の下書きに使用された、草津の特産品でした。
草津の誇り
歴史もあり、他の地域にはない、草津オリジナルともいえるこのアオバナ。
最近では、素材の研究や色素の抽出、加工技術の向上などにより、さまざまな利用法が考えられています。
令和4年にはアオバナの花から製造した青色の粉末がお披露目され、さらに研究を重ね、食品への青色の着色が可能になりました。
この青色の粉末を使用した商品を、草津のオリジナルブランドとすべく、「草津ブルー」が商標登録されました。
草津ブルー
草津と言えば・・・「草津ブルーの!」と言われるよう、さまざまな商品が生まれ、みなさんの目にとまり、愛されるものとなっていくことを願っています。
問合せ
草津市農林水産課内草津あおばな会
電話:077-561-2455
(注釈)表記について
草津ブルーには色の指定はありません。草津ブルーのあとに商標登録の○の中にRがつきます。