草津の名産品 青花紙
更新日:2020年7月31日
青花紙を学ぼう
みなさんは、アオバナをご存じですか?
草津市の花、アオバナ。ツユクサの一種であり、昔から草津で育てられています。
市立渋川小学校6年生は、滋賀の農業について学ぶ一環として、草津ブランドの「草津あおばな」について学んでいます。
7月10日、ソーシャルディスタンスに気を付けて、体育館に集合した児童。講師を務めたのは、アオバナの栽培の歴史や伝統の技「青花紙」づくりの研究をしている、街道交流館の岡田学芸員。
アオバナを知ろう
講師の話を聞き、ノートに書き込む生徒たち。
昔の絵図に書かれている様子がスクリーンに映され、約400年前から、その作業はほとんど変わっていないこと。
早朝から素早く摘み取らないと、昼にはしぼんでしまうこと。
真夏の炎天下での手作業での摘み取りや、色素を絞り出す作業など、その過酷さから「地獄花」とも呼ばれていること、など。
そして、最盛期を迎えたアオバナ畑から生中継でスクリーンに映し出された満開のアオバナ・・・と、大雨の中、中継先にいる先生の元気な声。
アオバナに触れよう
花の重さは?なぜ青いの?などの質問がでて、質問した生徒には畑から持ち帰った摘みたてのアオバナが手渡されました。
青花紙を手にして、じっくり見て、においをかいで、
アオバナの薄く破れやすい花びらに直接触れて、
草津あおばなを身近に感じることができたようです。
「草津、滋賀、日本中の人に青花のことを伝えたい」という感想も聞くことができました。
校舎の入り口でも育てられ、毎日目にしているアオバナ。
その歴史や希少性などを知る大切な時間になりました。
今後は青花紙以外のアオバナの活用法についても学んでいく予定です。
(この記事は、広報課が取材し作成いたしました。)
