脳脊髄液減少症について
更新日:2023年11月21日
脳脊髄液減少症 とは、どんな病気かご存じですか?
交通事故やスポーツ外傷など、体への強い衝撃により脳脊髄液が、漏れることにより頭痛やめまいなどの症状を引き起こす病気です。
脳脊髄液
脳と脊髄(背骨の中にある太い神経の束)、そしてこれらを包んでいる膜(硬膜)の間に存在する無色透明な液体のことです。
脳室(脳の中の空洞)の中でつくられ、循環し、脳の表面で吸収されて静脈に戻ります。
役割は明らかではありませんが、主に脳の水分含有量を調節し、形を保つ役割をしていると考えられています。髄液ともいいます。
主な症状
起立性頭痛、吐き気、嘔吐、頸部痛やこり、めまいなど、様々な症状が出るのが特徴です。
対応
事故が発生した後、頭痛やめまい等の症状が見られる場合には、安静を保ちつつ医療機関を受診するなどの適切な対応が大切です。
滋賀県内の検査・診療が可能な病院については、県ホームページをご覧ください。
ブラッドパッチ療法
脳脊髄液の漏出が確認された場合、漏出している穴を塞ぐため、患者さん御本人から採取した血液を硬膜外に注入する治療法です。
平成28年4月から保険適用の対象となりました(診断基準・施設基準に基づき、近畿厚生局への届出施設のみ)。
治療法については、担当医とよく御相談ください。
滋賀県ホームページ 脳脊髄液減少症(低髄液圧症候群)について(外部リンク)
お問い合わせ
健康福祉部 健康増進課 健康増進係
〒525-8588 滋賀県草津市草津三丁目13番30号
電話番号:077-561-2323
ファクス:077-561-0180