はしかわ市長のだいすきくさつ 出会いの365日(平成31年3月)
更新日:2019年3月1日
近年、さまざまなランキングで、「住みたいまち」「住みよいまち」として、草津市は全国的に高く評価されています。大都市へのアクセスが良いといった交通面や、「商業施設などの充実」「豊かな自然環境との調和」といった点が注目されていますが、そのほかにも、「教育」においても全国でトップクラスの取り組みを行っていますので、紹介します。
草津市では、これからの時代を子どもたちがたくましく生きていくための力を育むために、「自分を大切にし、他人を思いやる豊かな心」と、「体力向上や健康保持による健やかな体」の育成に努めるとともに、「自ら学ぼうとする意欲と問題解決のための確かな学力」の育成と充実に向けたさまざまな取り組みを進めています。
特に、ICT教育にいち早く着手し、約10年前から、段階的にICT機器の整備やそれに伴う授業の改善に努めてまいりました。電子黒板やタブレットパソコンを全小・中学校に整備し、草津市独自の「草津型アクティブ・ラーニング(注釈)」による授業も取り入れています。また、人型ロボット「Pepper」を活用したプログラミング教育や、テレビ会議システムを活用した遠隔授業などにも、先駆的に取り組んでいます。
これらの取り組みが評価され、この1月に、全国ICT教育首長協議会が実施した「2019日本ICT教育アワード」では文部科学大臣賞を受賞しました。これは、総務大臣賞と並ぶ最高の賞であり、今までの草津市の教育が高く評価されたことを、とてもうれしく思います。
ICT教育以外にも、全小・中学校に図書館司書を配置して読書に親しみやすい環境を整えたり、漢字検定や英語検定を行ったり、体育の授業を楽しくするためにダンス運動を取り入れたりするなど、さまざまな面から子どもたちの学びのサポートを強化・充実しています。
「まちづくりは人づくり」とも言われます。SNSなどでの軽率な行動が社会問題になる現代において、私たちを取り巻く生活環境は便利なだけではなく、危うさも含んでいます。そのような時代を生き抜き、未来のまちをつくっていける力を身に付けることができるように、子どもたちだけでなく、我々大人もお互い交流を深め助け合いながら、精一杯頑張ってまいりたいと思います。
(注釈)全ての児童・生徒が安心して学習に参加できる学習環境のユニバーサルデザイン化を基盤とし、主体的・協働的な学習を展開するなかで、アナログとデジタルを融合させて行う学習