はしかわ市長のだいすきくさつ(令和4年7月)
更新日:2022年7月1日
文章は、「広報くさつ7月号」に掲載された内容です。
脱炭素社会への新たな一歩を
日を追うごとに暑くなり、今年も夏本番を迎えようとしています。この頃は、少し明かりを落として夜空を見上げると、七夕で有名な一等星、こと座のベガとわし座のアルタイルが輝いています。ふとした時に感じる自然に心が癒されると同時に、未来も変わらぬ美しい自然があるようにと願ってやみません。
今月の特集では、環境にやさしい生活を紹介しています。近年、世界各地では、地球温暖化の影響による異常気象が相次いでおり、国は、2020年10月に、「2050年までに、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにするカーボンニュートラル」を目標に掲げました。これは、2100年ごろに、今よりも2.6℃以上、気温が上昇すると予測されている温暖化を、2050年までに二酸化炭素の排出量を実質的にゼロにすることで、1.5℃に抑えようとするものです。
本市においても、地球温暖化に歯止めをかけるため、昨年12月に市議会と共同で「草津市気候非常事態宣言」を行い、ゼロカーボンシティを表明し、脱炭素社会づくりに向けた新たな一歩を踏み出しました。先月には、太陽光発電設備等の設置を促進するために、新たな補助制度を創設し、募集を開始しており、市役所庁舎照明や道路照明のLED化も予定しています。
また、個人が行える地球温暖化対策には、節電や節水をはじめ、さまざまな取組があります。例えば、宅配サービスで、荷物を一度で受け取り、再配達を防ぐことなど、日頃の心掛けが二酸化炭素の削減に繋がります。
便利さを享受する暮らしが私たちの日常になりましたが、地球温暖化対策には、新たな技術開発と合わせて、私たち一人ひとりの自発的な行動が求められます。個人の環境にやさしい取組を応援する「エコ・アクション・ポイント」を利用し、楽しみながらこの夏を過ごされてはいかがでしょうか。(詳しくは、7ページをご覧ください)
新型コロナウイルス感染症について、市では先月からワクチンの4回目接種を実施しています。重症化予防の観点から、対象者につきましては、前向きな接種を検討いただきますようお願いします。
これからの季節は、こまめな水分補給を行うなど、熱中症にも十分気を付けてお過ごしください。