9月のアルバム

9月に入ったものの、日中の気温は高く、上旬はまだまだ水遊びが気持ちの良い日が続きました。

だけど、一学期とは違うものを園庭で発見！

それは、バッタです。
虫が遊びに来てくれる場所になればいいなと願い、園庭の一角に子どもたちと5月に植えたクローバーの種。
発芽して、梅雨や暑い夏を乗りこえ、クローバー畑になりました。（雑草も多いですが、イネ科の雑草がバッタを呼んでいるようです。）

中には、捕まえたバッタを大事に飼育して、脱皮を成功させるクラスも！
園庭で夢中でバッタ捕り。これまでのこども園には、見られなかった光景だったので、子どもはもちろんですが、保育者も嬉しかったです。

9月も後半になると少し涼しさが感じられるようになってきました。
園庭では、ダンスやかけっこなど運動遊びを楽しんでいる子どもたちです。
特に5歳児は、バルーンやリレーに白熱する姿が見られていました。だけど、時にはクールダウンも必要。
この日は、ちょっと休憩。散歩がてら、地域の方に貸していただいている畑に出かけることにしました。
「そういえば、春に植えたサツマイモ、どうなっているんだろうね。」
道中、一学期の散歩とは違うものに気が付く、5歳児の子どもたち。

「これキンモクセイっていうねんで。」
「ミカンみたいな匂いがするな。」

葉山川の土手では、赤い花をたくさん発見！
「これ知ってる！彼岸花や。」
「持って帰ったらあかんねんで。火事になるから。」
「違う。ほんまは毒があるから持って帰ったらあかんねんで。」
「そうなん！？綺麗やのにな。」

芋畑に到着。ガーン！草だらけ。（夏季休業中、職員も草刈りを頑張ったのですが・・・）
土の中でちゃんとサツマイモができているか、子どもも保育者も心配です。

保育者が代表で一本だけ、芋ほりをしてみました。
期待して待っていた子どもたちですが、保育者が持って帰ってきたのは、ヒョロヒョロと小さなサツマイモでした。
「もっと大きいのが採りたいな」
「おおきくなれっ！ておまじないをかけたらいいんじゃない。」
「祈っているだけじゃだめ。栄養が草に盗られないように草を抜かなきゃ。」
この日は、土がぬかるんで子どもたちは、畑に入れませんでしたが、後日草ひきに行くことを誓った子どもたちでした。
子どもたち同士で自分の経験や知識を伝え会う姿や、季節の変化に気づく姿に成長を感じます。
そして、子どもも保育者も初秋の空気の心地よさを感じたひと時でした。
戸外に出かけるのに、いい時期になってきました。もっとスマタンにでかけよう！（スマタンとは、6月のアルバム参照）