はしかわ市長のだいすきくさつ(平成27年6月)
更新日:2015年6月1日
文章は、「広報くさつ5月1日号」に掲載された内容です。
ご活用ください 認知症カフェ
ゴールデンウイーク中に、「志那三郷の藤」と呼ばれる志那町の三大神社と志那神社、志那中町の惣社神社の藤の花を見に行かせていただきました。今年も見事な藤の花の生育に、地元保存会の皆様や、携わっていただいている方々の思いを感じ、そのご労苦に感謝の気持ちでいっぱいです。この美しさを末永く維持していただき、これからも多くの人の癒しの場になればと願います。
さて、平成25年の日本人の平均寿命は、男性が初めて80歳を超え80.2歳、女性が86.6歳と、過去最高となっています。
世界に類をみない長寿をお祝いする一方で、健康寿命(平成22年調査で、男性70.4歳、女性73.6歳)との差が気になります。また、認知症高齢者の急増にも目を向けなければなりません。市では、認知症患者数が、2017年に約4300人、将来認知症になる可能性のある軽度認知障害(MCI)の人を含めると、約8000人になると推定しています。
このような状況に対して、昨年「草津市認知症施策アクションプラン」を策定し、認知症があっても安心して生活できるまちの実現に取り組み、認知症サポーターの育成や地域安心声かけ訓練などを行っています。そして、先月には、認知症の人やそのご家族、地域の皆様が気軽に集い交流できる場として、公益社団法人「認知症の人と家族の会 滋賀県支部」と市との協働で、「認知症カフェなごみ」を開設しました。JR南草津駅前のフェリエ南草津(市民交流プラザ)で、毎月第一木曜日に開催します。認知症の人とそのご家族が安心して過ごせ、気軽に相談でき、多くの認知症サポーターや地域住民の皆様と交流できる場にしたいと思っています。ぜひ、ご活用ください。
市では、団塊の世代が75歳以上に到達する、いわゆる「2025年問題」を10年後に控えて、健康・医療・保健・福祉の充実や、住みなれた地域でその人らしく暮らせる地域福祉への取り組みを一層進め、高齢者福祉の充実をさらに図ってまいりますので、皆様のご支援とご協力をよろしくお願い申しあげます。