はしかわ市長のだいすきくさつ（令和3年10月）

文章は、「広報くさつ10月号」に掲載された内容です。（このメッセージは9月21日時点のものです）

緊急事態宣言の発令を受けて

　新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、緊急事態宣言の対象地域に、8月27日から滋賀県が追加され、9月30日まで期間が延期されました（9月21日現在）。市では、この間感染拡大防止のため、市の公共施設を原則休館または利用を休止し、市主催・共催のイベントなども原則中止、延期しました。市内の公立小・中学校では、感染リスクを避けるため給食を中止し、午前中の対面授業と午後のオンライン授業を併用した特例の日課を実施することで、子ども達の学習の機会を保障するよう努めました。ご負担とご不便をおかけしておりますが、感染拡大防止のための取組へのご理解とご協力のおかげで市内の新規感染者数は減少傾向にあり、今後も感染状況を注視しながら必要な感染対策を講じていきます。
　新型コロナウイルスワクチン接種につきましては、現在、12歳以上を対象に、近江草津徳洲会病院と、フェリエ南草津で、集団接種を実施している他、市内の医療機関などで個別接種も実施しており、ワクチン接種を希望される全ての市民の皆様が接種できるよう引き続き取組を進めてまいります。ワクチンは、感染症の発症を予防する効果や、重症化を予防する効果が期待されていますが、感染を完全に防止するものではありません。ワクチン接種後でも感染する可能性がありますので、皆様には、ワクチン接種後も、マスクの着用や手指の消毒の徹底、密閉・密集・密接のいずれの密も避けるゼロ密を目指すなど、基本的な感染症対策を今一度徹底いただきますようお願いします。
　今月の広報くさつ表紙に写真を掲載いたしました、東京パラリンピックのトライアスロンに出場された本市在住の宇田秀生選手は、職場での事故により右腕を切断されましたが、周囲の支えもあり、トライアスロンを始められ、パラリンピックに向けて厳しいトレーニングを積み、見事に銀メダルを獲得されました。宇田選手には、市より草津市民スポーツ大賞「栄誉賞」を贈呈します。将来のオリンピック・パラリンピックを目指す本市の子ども達にとって、非常に良い刺激になるとともに、大いに勇気づけていただきました。

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