はしかわ市長のだいすきくさつ(令和5年8月)
更新日:2023年8月1日
文章は、「広報くさつ8月号」に掲載された内容です。
子育て支援のさらなる充実
夏本番の時期になりました。学校に通われている子どもたちは、ちょうど夏休みの最中で、この期間にしかできないさまざまな経験を通じて、心身ともに成長していただきたいと思います。過ごし方次第ではあっという間に過ぎてしまいますので、計画的に過ごしてほしいと思います。
楽しい夏休みではありますが、普段の生活とはリズムが異なり、戸惑いを感じている子育て世帯の人もおられるかもしれません。夏休みに限らず、安心して楽しく子育てをしていただけるよう、市ではいろいろな取組を行っています。
妊娠・出産・子育て期における切れ目のない支援を行うワンストップ相談窓口である、子育て相談センターでは、多様な専門職による相談支援を行っている他、保健師や助産師による生後4カ月までの訪問支援と、保育士による生後7カ月頃の乳児のおられる家庭を訪問する市の独自事業も実施しています。
2月からは「出産・子育て応援給付金事業」を開始し、身近なところで相談に応じる伴走型相談支援と、経済的支援を一体的に実施しています(詳しくは6・7ページをご覧ください)。
また「子どもを産み育てるなら草津市」と思っていただけるまちを実現してくために、今年度から「草津市子育て6つの楽だ!」を実施し、さらに市独自の子育て支援施策等を充実させてまいります。県内初の取組となります、保育施設などへの紙おむつ支給をはじめ、医療費助成を18歳までに拡大、第3子以降の0~2歳児の保育料無償化などを順次実施してまいります。併せて、子育て支援に関わる保育士確保に向けた支援も進めてまいります(詳しくは4・5ページをご覧ください)。
子育ては決して楽なものではありません。「子育てを楽しむ余裕なんてない」と思う人もおられることでしょう。楽なことではないからこそ、子育てをする中で、何物にも代え難い瞬間があるのだと思います。そのような瞬間を家族で分かち合える、そんな心の余裕を持ちながら子育てをしていただけるよう、市では少しでも負担を緩和する取組を続けてまいります。悩みや不安を一人で抱え込まず、一歩踏み出して、子どもの成長過程や、ご家庭の状況に合わせて、市のさまざまなサービスを活用いただければと思います。