新たに2件の文化財を市の文化財に指定しました
更新日:2026年4月15日
木造釈迦如来立像(浄運寺蔵)・木造閻魔王坐像(極楽寺蔵)
草津市教育委員会は、新たに2件の文化財を令和8年3月27日付で草津市有形文化財に指定しました。
市内に所在する指定文化財は96件、市指定文化財の件数は45件になります。
木造 釈迦如来 立像 (浄運寺 蔵)

木造 釈迦如来立像
鎌倉時代初期の作ながら平安時代の特徴を残しており、
近江における鎌倉時代初期の作像のひとつのあり方を示す貴重な例。
時代:鎌倉時代(12世紀末から13世紀初め)
像高:164.4センチメートル
品質構造:螺髪群青、肉身部漆箔、着衣部古色。玉眼嵌入
所蔵:浄運寺(志那中町)
穏やかな顔立ちで、なで肩、からだの奥行きが薄く、衣文線が浅い点は平安時代後期に通じる特徴です。
玉眼を嵌入し、衣文表現が形式化しているところから、鎌倉時代に入ってから制作されたものと考えられますが、平安後期の様式を強く残し、保守的な作風を示す作例です。
木造 閻魔王 坐像 (極楽寺 蔵)

木造 閻魔王坐像
県下に所在する閻魔王像(指定品)の中でも2番目に古い例。
迫力ある表現が特徴的。
時代:南北朝時代(14世紀)
像高:92.2センチメートル
品質構造:寄木造。白土地彩色。玉眼嵌入
所蔵:極楽寺(志那中町)
怒りを露わにした表情は鎌倉時代の作例と共通しますが、頭部・側面観には時代が下ることを示す要素がみられ、おおよそ南北朝時代(14世紀)の制作と考えられます。
市内に所在する指定文化財に閻魔王像はなく、県内でも13世紀半ばの作である1例のみです。本像はこれに次ぐ、貴重な古例です。
| 名称 | 員数 | 所有者 | 種類 |
|---|---|---|---|
| 木造釈迦如来立像 | 1躯 | 浄運寺 | 彫刻 |
| 木造閻魔王坐像 | 1躯 | 極楽寺 | 彫刻 |
新指定記念 特別公開
指定を記念して、下記の通り特別公開を行います。
当日は、ユネスコ無形文化遺産にも登録された「近江湖南のサンヤレ踊り」に含まれる「草津のサンヤレ踊り」が、近隣5か所で開催されます。特に「志那中のサンヤレ踊り」が行われる惣社神社は、浄運寺・極楽寺と歴史的に深い縁があります。
また三大神社では「吉田のサンヤレ踊り」が踊られ、天然記念物「三大神社のフジ」が例年この時期に見ごろを迎えます。
豊かな草津の文化財に出会っていただける機会です。ぜひ、お越しください。
日時:令和8年5月3日(日曜・祝日)10時00分から15時00分まで
場所:浄運寺・極楽寺(いずれも志那中町) 浄運寺・極楽寺間は約550メートル
見学料:無料
アクセス:近江鉄道・湖国バス「穴村」から徒歩7分。バス停「穴村」へは「草津駅西口」から10分乗車
注記:浄運寺・極楽寺とも、駐車場はありません。公共交通機関でお越しください。
その他
- 惣社神社(志那中のサンヤレ踊り)まで浄運寺から約150メートル
- 三大神社(吉田のサンヤレ踊り・三大神社のフジ)まで浄運寺から約750メートル
お問い合わせ
教育委員会事務局 歴史文化財課 文化財保護活用係
〒525-8588 滋賀県草津市草津三丁目13番30号
電話番号:077-561-2429
ファクス:077-561-2488




















