中学校のESD活動を紹介します
更新日:2023年6月21日
昨年度から本市の重点事業として「スクールESDくさつプロジェクト」がスタートしました。前号でも松原中学校の取組内容を紹介しましたが、他校でも積極的にESD活動に取り組む中学校が増えてきました。今回は4校での取組の概要をお伝えします。
(1)松原中学校(柴原力校長)「G-GRIT学習・答えのない問いへの挑戦」
【前期】松原未来学習
- 1年生 SDGsを知る
- 2年生 SDGsについて考え、ジブンゴトにする
- 3年生 学んだことをカタチにする
【後期】松原ローカル学習
市の特産であるベジクサに焦点を当て、「栽培」「職業」「物流」「マーケティング」について体験的に学び、その中で課題発見や解決に向けて考え、行動する
(2)高穂中学校(作田まさ代校長)「たかほ学」
ステップアップ探究、人権学習、情報活用の三本柱ですが、特にステップアップ探究は、
- 1年生 ふるさと学習
- 2年生 生き方学習
- 3年生 社会参加学習
として、体系的な学びになっています
(3)玉川中学校(奥村真美校長)「つながり学習」
約10年前から「環境、人権、防災」などをテーマに、生徒が主体的に探究する学習に取り組んでいます。
- 1年生 「環境」「人権」「防災」の分野で体験的な学習を行い探求する
- 2年生 「地域」「琵琶湖」「大学」「行政」「学校」の分野で、専門家の支援を得て課題を探究する
- 3年生 SDGsの17のゴールから関心のあるテーマを選択し、持続可能な社会の実現に向けて、自分の考えを「つながり学習発表会」で発表
(4)草津中学校(高田聡校長)「草生タイム」
今年度からESD活動がスタートしました。内容は、「草津市活性化計画」として観光を軸に活動します。
- 1年生 まちづくりを収集する
- 2年生 まちづくりを分析する
- 3年生 まちづくりを発信する
始まって2年目ですが、既に4つの中学校で全ての学年でESD活動がスタートしました。子どもたちが主体的に地域の課題を体験的に学び、その解決に向けて皆で協力し合って具体的な発信や行動する取組が始まります。この取組によって地域をよく知り、そして地域をもっと素敵な街にしていくことに繋がると共に、将来のまちづくりの担い手としてのスタートを切るきっかけとなっています。自分たちの未来は自分たちで切り拓いていく、そのために必要な資質や能力を着実に着ける歩みになっています。今後も、各校を訪れて実践状況を報告してまいります。
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