はしかわ市長のだいすきくさつ(平成26年9月)
更新日:2014年9月1日
文章は、「広報くさつ9月1日号」に掲載された内容です。
その場でできる防災訓練
関東大震災(1923〔大正12〕年)からはや91年が経ちましたが、この間にも、我が国では、福井地震(1948〔昭和23〕年)や阪神・淡路大震災(1995〔平成7〕年)、新潟県中越地震(2004〔平成16〕年)、そして東日本大震災(2011〔平成23〕年)などといった、震度6を超えて大きな被害をもたらした地震が数多く発生しました。
また、近年では、台風や豪雨による風水害が国内各地で発生し、私たちの生活に重大な影響を及ぼしています。昨年9月の台風18号により、県下に初めて特別警報が発令され、市内でも床下浸水や道路冠水、土砂崩れ、農作物や農業施設の被害が発生したことは、市民の皆さまの記憶に新しいところだと思います。
災害時には、まず自分の身を守ることが大切です。そのためには、日頃から訓練を行い、災害に対する行動を身に付けておくことが重要です。市では、12月7日(日曜)に、笠縫小学校を会場に総合防災訓練を実施しますが、今年は、会場に参加されない方も、それぞれの場所で、自分の身を守るための安全行動を一斉に行う「シェイクアウト訓練」を実施します。
シェイクアウト訓練とは、地震発生時の自助行動を身に付ける訓練で、今や世界各地で行われています。地震発生時に、1.身を低くし、2.頭を守り、3.しばらく動かないという3つの動作をすることで、特別な準備はいりません。その場でできる、たった1分間の訓練です。
突然災害が発生すると、気が動転して普段できることもできなくなると言われています。繰り返し訓練し、災害への備えや行動を確認し、みんなで安全なまちづくりを進めてまいりましょう。