はしかわ市長のだいすきくさつ(平成26年11月)
更新日:2014年11月1日
文章は、「広報くさつ11月1日号」に掲載された内容です。
共感します、エデュケーション・ファースト(教育を第一に)
今年、草津市は市制施行60周年を迎え、お祝いとなる記念式典を先月13日に開催する予定でしたが、台風19号の接近により、市民の皆様の安全を最優先し、当日の式典を中止とし、防災対策に専念しました。多くの皆様にご迷惑をおかけしましたが、ご理解いただきますようお願い申しあげます。
さて、先月10日、今年のノーベル平和賞の発表があり、パキスタン出身17歳の少女、マララ・ユスフザイさんと、インド出身のカイラシュ・サトヤルティさんが受賞されました。お二人の、子どもや若者の教育のための活動が評価されたもので、特に史上最年少のノーベル賞受賞者マララさんは、昨年国連本部で演説し、「すべての子どもに教育を受ける権利の実現を」と、世界中に訴えました。
世界には、多くの子どもが教育を受けられずにいるという実態があります。私は、その国の、そして世界の将来のためにも、教育はとても大切だと思っています。草津市においては、図書を充実させ、学校図書室に司書を配置するなどし、読書教育に力をいれています。また、小学校全学年の少人数学級の実現や、市独自での先生や学校支援員の増員、小・中学校全教室にエアコンを設置した環境整備、スペシャル授業やジュニアスポーツフェスティバルの展開、電子黒板やタブレットパソコンを活用したICT教育の推進などを行いまして、子どもの教育に重点的に取り組んでいます。この草津から、日本の未来を担い、世界に羽ばたく人材が誕生することを願っています。
マララさんの訴える「エデュケーション・ファースト(教育を第一に)」には強く共感しており、彼女の言葉「一人の子ども、一人の教師、一冊の本、そして一本のペン、それで世界が変えられる。教育こそが唯一の解決策です」は、私たちに希望と勇気を与えてくれます。