はしかわ市長のだいすきくさつ(平成26年7月)
更新日:2014年7月1日
文章は、「広報くさつ7月1日号」に掲載された内容です。
安全で安心な自転車利用を
皆さまは、自転車をよく利用されていますか。気軽に乗れてエコにも健康にもよいバイコロジーを進めていきたいと思っています。しかし、自転車による交通事故は多く、昨年の市内の交通事故発生件数748件のうち152件、率にして20.3%が自転車事故でした。これは、県全体より約5ポイントも高い数字です。
また、昨年の市内での犯罪件数は2138件ですが、このうち723件、3分の1余りが自転車盗で、これも県全体より10ポイントも高くなっています。
自転車は、お子さんからご高齢の方まで、幅広い世代の市民の皆さまが、通勤や通学、買い物などの日常生活で手軽に利用される交通手段です。その一方で、交通マナーや法令が守られず、歩行者に危険や脅威を与え、ときにはけがを負わせる事故が起きています。また、犯罪の入り口とも言われている自転車盗が、本市では高い水準で推移している状況です。
市では、これらの背景を踏まえ、「草津市自転車の安全で安心な利用の促進に関する条例」を制定し、今月から施行します。
この条例の特徴は、自転車の安全利用のみにとどまらず、道路環境の整備を進めることや、自転車の利用者に、適切な施錠など盗難を防止するための責務を規定しているところにあります。
これらの規定に基づき、草津警察署と連携協定を結び、警察および地域交通安全活動推進委員のみなさんとともに自転車の交通マナーや盗難防止の指導を行って、安全な自転車利用の輪を広げていきたいと考えています。
また、毎月26日を「ツーロックの日」とし、二重施錠を推進し、自転車の盗難をなくすとともに、犯罪のない安全なまちにしてまいりたいと考えておりますので、皆さまのご支援、ご協力をお願いします。