青花紙の保存活動
更新日:2025年7月30日
草津市に生息する露草の仲間である「アオバナ」は、市の花に指定されています。そのアオバナが真夏の早朝に青い花を咲かせますが、その花弁を摘み取り、汁を絞り出した濃紺の液を和紙に何十回と塗り込んで乾燥させた紙を「青花紙(あおばながみ)」と言います。この紙は江戸時代から小さく切って水に浸し、溶け出た青い液で京友禅の下絵を描いたり、絞り染めに使われてきました。
7月20日に、このアオバナの花弁を摘む作業があり、少しの時間でしたが体験してきました。湖南農業高校のアオバナ畑で、花弁だけを丁寧に一枚一枚摘み取るのですが、早朝の少し涼しい時間帯でも、10分も経つと汗をかく大変な作業でした。青花紙という貴重な本市の文化財を継承していくため、保存会をはじめ多くの方々のご協力により支えられております。厳しい暑さの中参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。
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